学生生活障がい学生支援

1.麗澤大学における障がい学生支援について

①障がい学生支援の経緯

麗澤大学では、「障がい学生支援室準備室」を経て、2018年度より「障がい学生支援室」（当時）を正式に設置し、建学の精神に基づき、教職員及び学生が協力して、障がいのある学生の修学支援を推進しています。障がいの有無によって分け隔てられることなく、平等に教育研究活動の機会が得られ、個々の能力を活かすことができるよう、学部や大学院、学生相談室、健康支援センター等の学内関係部署に加え、各種外部団体とも連携して支援を実施しています。

　
②障がい学生支援課の役割

障がい学生支援課では、障がいのある学生からの申し出（意思表示）を前提とし、修学に関する相談に応じており、修学に関係する各部署や教員が直接・間接の支援が提供できるよう、建設的対話を通して学内外における連携・協働の調整等（合意形成）を行っています。また、教職員の対応力向上や、支援する教職員をサポートすることも含め、以下のような役割を担っています。

・合理的配慮（支援内容）の協議・要請※
・教職員を対象とする研修及び事例検討会の企画運営
・学生サポーターの育成・管理
・障がい学生支援のガイドライン作成・更新、周知活動
・障がい学生の実態調査及び対応事例のまとめ・報告
※合理的配慮は、学生と大学（所属学科及びカウンセラーや障がい学生支援課等）が、建設的対話を基に、十分な合意形成・共通理解を図ったうえで決定し提供します。

２.障がい学生支援に関する規程及びガイドライン

■麗澤大学障がい学生支援規程

■麗澤大学障がい学生支援ガイドライン

３.修学支援の申請手順と実施までの流れ及び意思決定

■修学支援の申請手順と実施までの流れ

■障がい学生支援体制と意思決定

障がい学生支援課：相談予約フォーム

４.合理的配慮として実施されている支援例

①関係教職員への合理的配慮要請の周知・伝達
②各種試験（入学試験を含む）時の別室受験・実施時間・解答方法等の調整
③授業や行事での座席の配慮
④授業資料の情報保障（録音や板書撮影等の許可、WEBでの資料配布等）
⑤レポートや課題の提出期限調整
⑥障がいの特性や症状等を配慮した機器や備品の提供
⑦不調時の休養安静の保持（休養・休憩場所の確保）
⑧その他学内生活に関する配慮
⑨学外関係機関（医療機関、就労支援機関等）との連携、他

※上記は例ですので、支援申請後の支援希望の聞き取り等を通して、内容を相談しながら検討いたします。同じ支援申請内容であっても、学部・学科・専攻のカリキュラムや授業、成績評価基準・方法により行える配慮事項や実施内容が異なることがあります。

５.合理的配慮と認められない可能性が高い例

①本学の教育目的や内容に関わる本質的な変更を伴うこと
②成績評価基準の本質的変更や公平な成績評価の保障を損なうこと
③他の学生の学修機会が著しく損なわれる可能性がある授業内容変更
④本学の現状に照らし過度の負担を課すもの（人員・体制・財政面等）
⑤大学の本来的業務に帰属あるいは付随しないもの

６.学生サポーター制度

①役割
合理的配慮の合意書を締結した学生（修学支援申請書を提出した段階の学生を含む）に対する授業等のサポートや、障がい学生支援課からの依頼により派生する業務を、有償または無償ボランティアとして担当していただきます。
②育成
障がい学生支援課が設定した、障がいのある学生の基礎理解や支援スキルに関する、合計6時間程度の研修を受けていただきます。
③応募
障がい学生支援課では、障がいのある学生について理解し、それぞれの立場に立ち、責任をもって活動していただける学生を募集しています。何か人の役に立つような活動がしてみたい方、多様な人と関わってみたい方、授業の空き時間等を有効活用したいと考えている方など、興味がある方はお気軽に障がい学生支援課（sg-shien@ad.reitaku-u.ac.jp）までお問合せください。

７.不服申し立て

①不当な差別的扱いを受けたと感じた際の相談窓口（各学生対応窓口等）
障がいのある学生が、不当な差別的取扱いを受けていると考えた場合、また合理的配慮を含む支援の内容やその決定過程に対して不服がある場合は、ハラスメント防止委員会において本人からの不服申し立てを受理し、第三者的視点から紛争解決のための調整を行いますので、親しい教職員もしくは「ハラスメント相談員」へご相談ください。なお、学内の関係者へ相談が難しい場合は、外部窓口への相談も可能ですので、遠慮せずに活用してください

②紛争防止等のための体制整備（ハラスメントの防止について）
・学校法人廣池学園ハラスメントの防止等に関する規程
・学校法人廣池学園ハラスメント防止委員会細則
・ハラスメント防止のための相談ガイド