花王株式会社Web制作部石井龍夫部長を招き特別講義(大橋照枝教授担当「広告文化論」で)
2007.5.21

インターネットの急成長によって、生活者の買い物行動が大きく代わってきました。モノを買おうとするとき、まずWebで検索して、商品の評価や価格などをチェックするのが一般的。テレビなどのマスメディアから一方的に送られてくる広告情報の影響力は相対的に低下しつつあります。そこで、日本最大の広告主である花王株式会社Web制作部石井龍夫部長を特別講義の講師にお招きして、「生活者のコミュニケーション環境の変化とWeb広告」について、豊富なデータをもとに企業の現場の生き生きしたお話をうかがいました。 
今日では花王様を始め、大手の広告主は、Webの専門部署を設けて、企業自ら情報を発信して、(インターネットは双方向なので)ユーザーの声を直接集めて、コミュニケーションするのが一般的になっています。 
花王様のWeb制作部は1995年のスタート。毎月200万人の生活者の声が集まっています。ブログやSNSや評価サイトなど、生活者が直接情報をWebで発信するメディア(CGM=Consumer Generated Media)によって、企業の発信した情報を生活者が自らのブログやホームページで増幅する様子など石井部長はきめ細かに話されました。またテレビなどのマスメディアで新商品の広告が発信されると、花王様のWebサイトへのアクセスが急増する様子、いわゆるマスメディアとWebとの「クロスメディア」の実態をリアルにうかがうこともできました。 
情報は権威あるものが支配するのでなく、生活者自ら創造し発信する、いわゆる「Web 2.0」の時代になり、これからの企業は、生活者との絆づくり(Engagement)が大切と結ばれました。( 文責・大橋照枝教授)

右から中山学長、石井部長、大橋教授

中山学長と歓談する石井部長

石井部長を紹介する大橋教授

講義する石井部長

講義風景

メモを取る学生

真剣な表情の学生

教室には多数の学生