麗澤大学企業倫理研究センターの「第2回企業不動産研究会」開催
2007.7.20

麗澤大学企業倫理研究センターの「第2回企業不動産研究会」(代表・清水千弘麗澤大学国際経済学部准教授)は7月19日開かれ、企業から35名、教員・学生・大学院生40名の総勢75名が出席しました。
第1報告は、企業倫理研究センター客員研究員、三菱信託銀行顧問、前・野村不動産専務取締役の植松丘氏が、「不動産投資における倫理-金融商品取引法施行 と不動産投資ファンド-」のテーマで報告。植松氏は、不動産はようやく普通の金融商品として、金融市場において株式・債券と同等に取り扱われるレベルに なったこと、その中で金融機関と同じレベルでの企業の行動規範が求められてきたことを、近年の金融商品取引法などの法改正の動きと合わせて報告しました。 しかし、依然として日本の不動産企業グループに属する不動産ファンドの運用会社は、金融市場の担い手としての自覚が不足していることを指摘し、今後の課題 について整理されました。
第2報告は、同じく企業倫理研究センター客員研究員で、モルガンスタンレー証券マネージングダイレクターの赤井厚雄 氏が、「不良債権処理と企業不動産戦略~インフラとしての不動産証券化市場~」のテーマで報告しました。赤井氏は、日本における不良債権処理の歴史と不動 産証券化市場の成長過程を整理するとともに、日本は不動産資源大国であることを指摘しました。その中で、日本の不動産証券化市場の課題は、流入してきてい る資金が短期の資金であり、その資金の性質によって大きなリスクの上に成立していることが指摘されました。今後は、年金等の長期資金の流入が必要不可欠で あり、そのためには、日本の不動産市場の透明性を高めていくこと、そして、パフォーマンス評価可能な不動産投資インデックスの整備が急務であることを指摘 しました。

 

司会の清水代表

報告する植松氏

報告する赤井氏

植松氏の報告を聴く

赤井氏の報告を聴く

学生・院生も熱心に