ドイツ・ハイリゲンダムG8サミットを体験
2007.8.8

大使館職員と。後列中央が三上さん、その右隣が神津さん

ドイツのロストック大学に留学中の神津あゆみさん、三上若菜さん=いずれもドイツ語学科3年=の2人は、先の6月にロストック市近郊の保養地ハイリゲン ダムで開催された「2007年G8サミット」(主要国首脳会議)の在独日本大使館アルバイトとしてお手伝いをしました。ドイツ語学科の卒業生で在独日本大 使館に勤務している見目涼子さんの紹介でした。約10日間の短い期間でしたが、2人とも「貴重な体験をしました」とレポートを送ってくれました。
2人の配属は「宿舎・設営班」。ヴァルミュンデという港町のホテルの部屋で、大量の文具類や事務室設営のための備品運び、書類のコピー、電話やファックス での連絡、ホテルに宿泊する外務省職員や派遣員の部屋の予約の確認、サミット関係者の弁当の注文等さまざまな作業でした。
「ドイツ語力が乏しく、話す機会も少ないだろう」と思っていた2人。部屋の予約や精算方法についてホテル側の担当者にドイツ語で説明することもあり、生きた勉強になったよう です。それ以外にもホテルには、フランス、オランダ、ロシア、オーストリアの大使館員やその他の国から派遣されている人もおり、いろいろな話を聞くことができたことも、貴重な体験になったということです。
神津さんは「コピー機の補助装置の使い方がわからず、一枚ずつコピーをしていたら、ある人から『君たち、それじゃあ日が暮れちゃうよ』と言われ、その人は<Angsthase und ein alter Hase>というドイツ語を教えてくれました。Haseとは『野うさぎ』のことですが、ここでの意味は『臆病者とベテラン』。つまり、今の私たちは臆病で経験不足なウサギで、これから色々な経験と時間を重ねて大人のウサギに成長していくというわけです。コピーの仕方もまともにわからなかった自分が恥かしく、この言葉は今でも忘れられません」。
また三上さんは「今回の仕事で強く感じたのは、仕事というものには必ず何らかの繋がりがあり、その経過を知らなければそれに続く仕事が行えない。従ってその経過を正確に記憶しておくために書類を残したり、こまめにメモを取ったりする必要があるということ、そしてそれらの経過を知っている以上、どれほど些細なことでも当の自分にも責任が発生するということでした。そのことを学ぶことができただけでも大きな収穫でした」。
最後に「この機会を与えてくれた見目さんには心から感謝しています」と記していました。