“漢語橋”「中国語ブリッジ」世界大会で、 中国語学科2年の谷口華奈さんが第2位
2007.8.10

開会式のセレモニー

発表する谷口さん

他国の出場者と。左から3人目が谷口さん

閉会式から

この8月に北京で開催された、 “漢語橋”「中国語ブリッジ」世界大会(世界中の中国語を学ぶ学生のスピーチコンテスト)で、本学2年生の谷口華奈さんが第2位に入賞した。一昨年の第4 回大会で飯田規子さん(当時4年生)の第2位に続く快挙。指導に当たった孫玄齢先生の熱心なご指導の賜物でもある。
大会には世界50カ国から選出された102名の選手が参加、日本からは8名が選ばれて参加したが、最後の決戦大会に勝ち進んだのは谷口さん一人だった。惜しくも優勝は逃したが、2年生でこの結果はすばらしいの一言に尽きる。
更に特筆すべきは、谷口さんのパーソナリティが人々に与えた感動だろう。同大会のホームページの筆頭には、優勝者ではなく2位の谷口さんを特に取り上げた記事が掲載された。以下、その訳文を紹介する。(文責:中国語学科主任・三潴正道)

微笑みの少女ー日本代表 谷口華奈
記者 趙 天威
初めて谷口華奈さんを見たとき、つややかな黒髪、パッチリとした眼、爽やかな笑顔もさることながら、その流暢な中国語に、隣の家の中国人少女かな、という錯覚に陥った。
彼女は中学校を卒業するまで台湾にいた。両親の元にいたので中国語に触れる機会はさほど無かったけれど、標準語の発音がとても素敵に聞こえて、帰国後、大学で中国語を勉強することにしたそうだ。

「中国は景色のすばらしいところがあると聞いているので、いろいろ行ってみたい」。彼女は微笑みながら取材に答えた。広大な中国大地の風光明媚は確かに 人々を惹きつけている。でも、谷口さんの夢はそれだけではない。「私、通訳になりたいんです」。まだ、漠然とした考えですが、と彼女は付け加えたが、私は 彼女ならできると確信する。同じ黒髪、黄色い皮膚を持ち、同じ東方文化に属し、しかも賢く、そして今大会日本東京地区優勝者である彼女にとって、それは時 が来ればおのずと達成されるだろう。

今回のコンテストについて、彼女は笑みを湛えながら、自信のほどを語った。しかし、私は彼女 のパフォーマンステーマが心配だった。彼女が歌う<絨花>は70年代末の映画音楽で、中国人はまず知らない。これでいったい審査員の心を揺り動かすことが できるだろうか。リハーサルの時までこの心配が胸をよぎっていた。

決勝までの過程を見に行けなかったので、私は決勝のリハーサルで確 かめることにした。彼女が歌い始めたそのとたん、私は完全にその歌声の擒になってしまった。優勝が彼女に微笑みかけている予感さえして、急に決勝が待ち遠 しくなった。しかし、決勝の熾烈さは予想をはるかに超えていた。全身に菊の花をあしらった見事な和服に身を固めた谷口さんの人気は群を抜いていて、そのパ フォーマンスも素晴らしかったが、残念ながら結果は2位に甘んじた。

コンテスト終了後、彼女に会う機会は無かったが、聞くところによ ると、彼女は涙ぐんでいたという。私は谷口さんとエレベーターで出会ったときのことを思い出した。私が励ますと、彼女はトレードマークのその笑顔で応えて くれたものだ。谷口さん、涙は、努力家のあなたの一時の姿、君にはやっぱり笑顔がよく似合うよ。