新しい技術で酒井根中学校の 校内LANを拡張
2007.9.7

屋内電気配線を利用してネットワーク通信を行う新技術として実用化されつつある電力線搬送通信・PLC(Power Line Communications)を使った、校内LANの拡張工事が本学のボランティア学生の手で行われました。これはKIUの活動の一環として行われたも ので、事前の実験、設計、施工、調整などは全て学生の手で行われました。
PLCは通常の家庭用100Vの電気配線を利用するもので、原理的に は電話回線を使用するADSL近いものと考えればよいものです。しかし、電気配線の構成上通信できない場合や他の装置との干渉の問題もあり、事前に十分な 調査が必要となります。今回、この実験から調整までの全ての作業を、産業情報学科大塚ゼミの2人の4年生(黄 炎晟・遠藤啓介)がボランティアで行いまし た。 7月に無線LANのみが整備されている、大学の校舎2号棟を利用して通信実験を行ったあと、拡張を希望する市立酒井根中学校で調査を行ったそうで す。これは、人口増加に伴って特別教室が一般教室に変更され、情報コンセントが整備されていない教室が生じてしまったためで、情報コンセントの増設・延長 が必要となったためだそうです。設計は黄炎晟君が担当し、実証実験の結果をもとにネットワークの設計を完成させたそうです。
実際の拡張作業 は、夏休みを利用して8月13日に設置・調整工事を市教委の先生方と行いました。これにより、これまで情報ネットワークの無かった2つの教室でもLANを 利用した授業が可能となったそうです。設計を担当した黄君は、今後この装置の安定性を確認し、さらに拡張する場合の方法などを検討していきたいと語っていました。

接続実験

これがPLCの装置

無線で連絡しながら動作確認

1対Nの接続も可能

校内LANを拡張

教室にPLCのマスター機設置

機器収容のボックス加工

このように拡張

拡張経路の確認

2003年度校内LANの基幹ハブボックス

既存LANとPLCを接続

出来た増設のボックス

動作テスト

増設箇所の動作確認

市教委の先生(中央)と

黄君(左)と遠藤君