2007年度 ストック評価に関する金融工学的研究-CO2排出権市場-

プロジェクト内容

近年,金融システム改革の重要な柱として,資本市場改革の必要性が指摘されている。従来,わが国においては,間接金融優位の構造が存在し,金融仲介機関としての銀行の地位が圧倒的に強く,資金供給側の金融資産選択も預金に偏重してきた。しかしながら,近年においては,金融仲介機能は低下し,新しい資金調達手段として資本市場の機能が注目されてきている。具体的には,様々な資本の流動化と証券化であり,2001年に誕生した不動産証券化市場(J-REIT)も,その典型的なモデルのひとつである。このような問題は,単に,企業のイノベーションの活性化という視点だけでなく,資産デフレへの対応と地域経済の活性化という視点からも解決しなければならない問題である。本研究は,直接金融市場の新しい展開と資本市場の動向を分析し,今後の課題を抽出することを目的とする。本研究は,複数年にわたる研究プロジェクトの萌芽研究として位置づけられ,今後,取り組むべき問題を抽出することを念頭に置く。

プロジェクトメンバー

◎小野 宏哉    国際経済学部・教授
 真殿 達     国際経済学部・教授
 籠 義樹     国際経済学部・准教授
 柳 美樹     日本エネルギー経済研究所・研究員
          国際経済学部・非常勤講師