中国語学科卒業生と学生がボランティア
2008.2.4

本学中国語学科卒業生の山田明さん(42期)や中国語学科の学生たちが、千葉県内の外国人を対象にした「日本語を母語としない外国人の親と子どものための進路ガイダンス」のボランティア活動をして、外国人の両親や子どもたちの大きな力になっています。 
千葉県内には現在、日本語を必要とする外国人児童生徒は870人(文部科学省調べ)にのぼります。両親や児童・生徒たちは、日本の高校へ進学するにはどのような受験などの手続きを踏んでいくのか、進学後の日本語の学習は? また未就学外国人の子どもの教育、地域との学習支援のあり方はどうなっているのか、など様々な課題を抱えて悩んでいる現状です。 
こうした外国人親子の力になれればと1994年7月に「房総日本語ボランティアネットワーク」が結成されました。会員は、日本語教室でボランティアをしている方たちを中心に大学の先生や研究者、大学生、国際交流協会職員、公民館職員、留学生らで構成されています。「柏グッドウィルガイド協会」という語学ボランティア団体に所属している山田さんも、この進路ガイダンスのお手伝いをしているのです。 
ボランティアネットワークの主な内容は、進路ガイダンス、隔月の通信、千葉県内に120ある日本語教室のガイドブック発行などです。メインの進路ガイダンスは、2003年に松戸市でスタート。その後、浦安、柏、市川、千葉でも開催するなど、年ごとに拡大しています。昨年は、夏休み前に開催した千葉県全体を対象とした千葉会場(千葉大けやき会館)、秋期は、“千葉会場”、船橋会場、東葛(松戸)会場の三会場で開催されました。 
相談に訪れる外国人親子と話し合うために、ボランティアネットワークの人たちも、言語に習熟していなければなりません。そのため語学ボランティアも、中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・フィリピン語・英語・その他言語と多彩。さらに日本語ボランティア、会場・運営などのお手伝いをするボランティアもいます。山田さんも、中国語学科時代に培った語学力を懸け橋にしてボランティア活動に精力的に取り組み、本学の学生たちも協力しています。 
中国語学科3年の遠藤シャロンさんもその1人。ガーナ人を父に持ち、世界の将来を見据えて中国語の習得に汗を流しています。「ここでは運営のお手伝いをしています。中国人の方の相談が多いので、とても勉強になります。父の国にはまだ行ったことがありませんが、いずれはきっと」と目を輝かしていました。 
山田さんは「麗澤大学の学生が、自分が学んでいる語学を活かして、外国の方のお役に立てることは、素晴しいと思います。語学力を高めることはもちろん、何よりも貴重な経験を得ることができます。興味がある学生は、積極的に参加していただくことを期待しています」と話していました。 

なお、今年度の千葉県における進路ガイダンスの予定は次の通りです。 
【夏期】6/29(日)または7/6(日)受験生対象で、会場は未定。 
【秋期】9/28(日)千葉会場、10/5(日)船橋会場、10/12(日)松戸会場 

興味のある学生は、件名に“進路ガイダンス”という文言を必ず入れて、 山田 明さん( shantian@nexyzbb.ne.jp )まで問い合わせてください。