企業倫理研究センター第3回公開研究会を開催しました
2008.2.21

企業倫理研究センター第3回目の公開研究会が2月13日に麗澤大学生涯教育プラザにて開催されました。今回は、今話題となっている「中国」の今日的課題について、研究員である本学の三潴 正道教授、梶田 幸雄教授から報告をいただきました。
三潴教授のテーマは「中国食品品質問題とその後の取り組み」。ここ数年、中国は食の安全確保に向けて相当の努力をし、関連法規や技術面での進歩は著しい。 にも関わらず、昨年8月のダンボール入り肉まん事件や今回の焼き餃子事件など、次々と問題が発生する。その原因は、様々な事件が政府のメディア統制などで 正確に民衆に伝えられていないこと、それゆえに、生産者や販売者にモラルの重要性や取り扱い技術上の知識が浸透していないこと、また、著しい社会格差に よって、教育が浸透しないこともあげられる。一方、日本側もそういった中国のバラツキをよく頭に入れ、輸入物に対するチェック体制を相手任せにしないこと がよりよい関係を築く上で重要だ、と報告されました。
ついで、梶田教授は「外資による中国企業買収の今日的意義と課題」というテーマ。中国 は、外国投資者の国内企業買収に関する規定(2006年9月8日施行)などの企業買収にかかわる法規を公布し、近年では外国投資者による中国国内企業の買 収が盛んに行われるようになってきた。しかし、最近になって中国政府は、外資導入を総論としては奨励しつつも、外資による中国企業買収は、中国の産業の安 全にとって脅威となるとの論調を強め、外資に対する警戒心がかなり強まっているといえる、と報告。
(1) 外資による中国企業買収の現状、(2)最近の外資による中国企業買収に対する中国の考え方、(3)企業買収時の各種規制についていろいろと紹介をされました。
今回のテーマは大変身近だったため、参加者は教員、学生以外にも多くの一般の方々が参加し、大変よい研究会となりました。企業倫理研究センターでは今後も 様々なテーマで公開研究会を開催いたします。是非、HPをご覧ください。http://r-bec.reitaku-u.ac.jp/

 

三潴教授

聴き入る参加者の方々

梶田教授