大学コンソーシアム柏 「地域学リレー講座」で中山学長が講演
2008.8.26

「大学コンソーシアム柏」主催の第6回地域学リレー講座が8月23日、柏市のアミュゼ柏で開かれ、本学の中山理学長が「知的生活とは?」と題して講演し、中山学長が普段楽しんでいる知的生活が具体的に語られ、大勢の市民が熱心に聴講しました。
成相修麗澤オープンカレッジ長の開会の挨拶に続いて中山学長が登場。中山学長はパワーポイントを使いながら、人間の幸福感は、今「物の時代」から「心の時 代」へと変化している。これまで学ぶことは物財を得たり、資格取得、立身出世し成功するためだったが、これからの知的生活は、学ぶこと自体を「強制的では なく、好きだから学ぶ」、そして「学びを楽しむことだ」と述べられました。
好きなことは「いくらやっても疲れない」「好きなグループ同士で誰とでもいくらでも話し合える」ということは時代性や社会性にもつながる。そこで、好きなことを学びと結びつけ、中山学長自らが耽羅神話を求めて韓国済州島を旅した実体験が紹介されました。
さらに、中山学長の知的生活のひとつである古書蒐集を通しての自らの知的喜びと楽しみをいくつか紹介されました。その一つに蒐集本の英語辞書に載っている以下の成句を取り上げました。
「“strain at a gnat and swallow a camel”(ブヨを漉し出してラクダを飲み込む『マタイ伝』23章24節より)=普通の英語ならatではなく、offまたはoutとなる」
文法ミスでも、英訳聖書として最も権威のある欽定訳聖書がそれを収載すれば、成句として定着。「なぜ、どうして」とその原因を追究した体験などをユーモア を交えながら紹介されました。「人それぞれのワクワクドキドキする喜びは違って当然。このような古書蒐集での喜びが人生を豊かにしてくれている」と強調さ れました。
最後に恩師で上智大学名誉教授の渡部昇一氏から贈られた「壮にして学ばば老いて衰えず、老いて学ばば死して朽ちず」の言葉を肝に銘じていると、締めくくられました。
講演終了後の質疑では終了時間を超過するほど活発な発言が続きました。聴講された方々のアンケートには、「楽しい時間を過ごすことができた」、「学ぶ楽し みがわいてきた」、「これからの生活が楽しみ」、「旅をしてみたくなった」、「オリンピック観戦よりこちらを選んでよかった」など嬉しい声を多くいただ き、楽しく実りあるひと時となりました。
最後に、今回の講座は柏市をはじめ司会、手話通訳、要約筆記および会場誘導など多くのボランティアの方々のご協力を得て開催することができましたことを心より御礼申し上げます。

※ 「大学コンソーシアム柏」は柏市と近隣の大学や自治体で構成。現在は11の大学が加盟し、オブザーバーとして、2大学と4市が参加。4つある分科会の一つ 「学びと実践分科会」では本学が幹事校を務め、「地域で学ぶ 地域を学ぶ 地域に活かす―地域再発見! 自分再発見!!―」を総合テーマとした「地域学リレー講座」を開催。6月7日の記念すべき第1回目には、ノーベル物理学賞受賞者で平成基礎科学財団理事長 の小柴昌俊氏が「やれば、できる。」と題して講演されました。

大学コンソーシアム柏の詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/notice/consortium/consortium_top.htm

司会の佐藤艶子氏

開会挨拶をする成相カレッジ長

画像を投影して説明

熱心に聞き入る受講者

会場には要約筆記と手話通訳も

講演する中山学長

質疑に答える中山学長

盛会のうちに終了