「環境マーケティング」特別講義(11月13日)
2008.11.14

“トヨタがくしゃみをすると日本が風邪を引く”といってもおかしくないトヨタ自動車は日本を代表するグローバル企業。またオイルショック以来努力された燃費の向上や省資源化(小型化・軽量化)で世界中の市場を席巻しています。  
ハイブリッド車プリウスを、1997年12月に京都議定書が策定されるより一足早く発売し、トヨタが地球温暖化対策をいち早く実践していることを世界中にアピールしました。
そして今やプリウスは本年9月末で累計115万台販売し、ハリアーやハイランダー、レクサス、カムリのハイブリッド車を合わせると、世界で累計164万3600台を販売。他社の追随を許さない環境対応ナンバーワンの自動車メーカーです。
田坂氏は内燃機関の技術者としての長いご経験をお持ちで、自動車の環境対応の実態について、非常に詳細で正確な資料にもとづいて、しかも大変分かりやすく話して下さいました。
具体的には、自動車の燃料は当面は、ガソリン・軽油ですが、石油の枯渇は時間の問題で、バイオ燃料、CNGガス、水素、電力などへと多様化していくこと。 それに対応し、かつ省エネ・低CO2化のための、様々な取り組み、つまりハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車などの多様な サスティナブルモビリティへの技術開発が着々と進んでいること。また、一時植物起源のバイオ燃料が注目されましたが、食料とのバッティングの問題を解決す るため食料以外のセルロースなどの研究が続いていることなどについてのご説明がありました。受講生の感想文を見ても具体的によく理解されているようでし た。
(文責 経済学部 大橋照枝教授)

大橋教授による紹介

トヨタ自動車の田坂一美氏

資料に触れながらの講義

熱心に受講する学生たち

幅広い年齢の方が受講されました