速水名誉教授、フランス学士院の「倫理・政治学アカデミー」客員に選ばれる
2009.1.31

日本の歴史人口学第一人者の速水融麗澤大学名誉教授は、フランスの国立学術団体でフランス学士院を構成する五つのアカデミーの一つ「倫理・政治学アカデ ミー」(l'Académie des sciences morales et politiques)の客員メンバーに日本人として初めて選ばれる栄誉に浴しました。昨年12月15日に開かれた倫理・政治学アカデミー総会で決定した ものです。
速水名誉教授は「歴史人口学は”フランス生まれ”。ちょうど40年前に『アナール』(国際的に著名な歴史学・学術誌)に、歴史人口 学についての研究論文を掲載いたしました。自分自身の学問研究では、フランスの学問に大変お世話になりましたが、逆に私自身がフランスの学問のために寄与 したとか、影響を与えたということはありませんでした。それだけに(客員メンバーに加えられて)正直、面映い気持ちです」と喜びを話していました。
速水名誉教授によると、世界では学士院同士の学術・文化交流が活発に行われており、「今すぐということではないだろうが、フランス学士院から学士院やセミナーなどでの講演要請がくるかもしれませんね」と話していました。
フランス学士院の五つのアカデミーの中で最古の伝統を誇るのが「アカデミー・フランセーズ」。定員は40人。終身制でフランス人でなければこの会員にはな れません。ヴィクトル・ユーゴーなどフランスの名だたる偉人たちが名を連ねています。フランス語を規則的で誰にでも理解可能な言語にすることを目指して辞 書と文法書の編纂を主任務にルイ13世治下の1635年に設立されました。その後、アカデミーの役割が学術振興面にも拡大され、現在の五つの体制になりま した。

速水名誉教授の最終講義から