2009年度 ユーラシアの経済危機対応

プロジェクト内容

2007年央以来のサブプライムローン危機は、08年9月半ば以降急速に悪化し百年に一度の世界経済危機とも言われる状況に立ち至った。中国、ロシア、インド、東南アジア諸国などユーラシアの新興国経済も急速に劣化し、デカプリング論の面影もない。これまでは成長速度という規模の拡大に目を奪われてきたが、経済がおかしくなるにつれ新興国の経済インフラの脆弱性が顕在化してきている。たとえば、金融システム・規制・資本市場の規範、持続性ある民間資本の育成プロセスなどにおいて、未成熟・未整備・後進性をさらけ出すようになってきており、市場経済への移行が道遠いことを痛感させる。本研究は、かかる観点に立ち、新興国経済のかかる脆弱性を市場の現場で直視できる立場にある、実務家を中心に研究者を招聘し、研究会形式で議論し、論考をまとめんとするものである。

プロジェクトメンバー

◎真殿 達     経済学部・教授
 成相 修     経済学部・教授
 小野 宏哉    経済学部・教授