本学名誉教授に春の叙勲!!
2009.5.1

4月29日の昭和の日に政府より発表された春の叙勲に、本学の伊東俊太郎名誉教授(前比較文明文化研究センター長)への瑞宝中綬章の受章が公表されました。これまでの教育研究活動を基盤とした社会への貢献が高く認められ受章されたこと、心よりお祝いを申し上げます。

伊東名誉教授

伊東名誉教授の主な功績

1.科学史において
(1)日本においてはじめて、写本研究によって、テクストの
校訂出版を行なった。
(2)The Medieval Latin Translation of the Data of
Euclid, University of Tokyo & Birkhäser(1980)
は、オクスフォード、パリ、ベルリン、ドレスデンの
ラテン語古文書を解読して、ギリシアの数学者ユーク
リッドの著作Data(与件)の中世ラテン語訳テクスト
をはじめて公刊し、ユークリッド幾何学の中世的伝統
を明らかにした国際的業績である。
(3)ギリシア、ラテン、アラビアの科学の原典研究を行い、
この方面において多くの優れた後継者を育成し、原典
研究の伝統をつくり上げた。

2.比較文明学において
(1)20世紀にはじまる新しい学問である比較文明学の基盤
を、日本において独自につくり上げ発展させた。著作
『比較文明』『比較文明と日本』『12世紀ルネサンス』
などは、この方面の開拓的にして独創的な成果である。
その知見は国際的にも評価されている。
(2)昭和58(1983)年には日本に比較文明学会を創立して、
長く会長として学界を指導しながら、平成7(1995)年
には国際比較文明学会(ISCSC)の会長に推挙され、
平成12(2000)年には、この国際学会の終身名誉会長
(Praeses Honoris Causa Per Totam Vitam)の称号を
与えられた。また、平成11(1999)年には“Mr. Civilization”
の褒状も授与されている。