「2009文明シリーズ」第1回を開催-「宇宙からみた文明」

松井孝典氏を迎えて5月21日に、第1回比文研セミナー「宇宙からみた文明」を開催し、会場は補助席を出すほどの満員となりました。松本健一比較文明文化研究センター長の紹介を受けて、松井氏は御自身の今日に至る学問的経歴、地球システムの構成要素としての人間圏、人間圏の内部システムの設計、人間圏を形成したホモサピエンスの特色を丁寧にお話になり、その間に、ヒトが人間圏をつくって生きるようになったときからを文明と定義する、地球システムに対して人間圏が調和的でない部分が地球環境問題として現出しているなど、建設的議論のための確かな視点を提供されました。その上で、人間圏が存続していくためには地球システムと調和的共存が不可欠であり、いかにして従来の人間圏の内部モデル(「共同幻想」と呼ばれ、愛、民主主義、市場経済等の例を挙げられた)にかわる新たな共同幻想をつくることができるかに懸かっていると結論されました。1時間半が大変短く感じられる充実したセミナーでした。

講演する松井氏

講演する松井氏

松本健一センター長

松本健一センター長

満員の会場

満員の会場