サハラマラソンを制覇!
2009.6.9

世界で最も過酷といわれる「サハラマラソン」は、約210㎞の距離を7日間6ステージに分かれて、食糧自給によりフリースタイルで走破するレースです。今年は悪天候のため5日間4ステージ(202km)に短縮され、3/30~4/3にかけて開催されました。各競技者は、食糧や寝袋等レースに必要なものを全てバックパックに入れ、それを背負ってレースに臨まなければなりません。 
国や文化を越えた人々との交流、大自然への交わり、自己への挑戦等が魅力で、今回サハラマラソンに挑戦した近藤大樹さん(国際経営学科4年)の参加報告が届きました。 
*****************************************************

[サハラマラソン参加報告]

「競技内容」 
その名の通り気温約45度の砂漠をサソリ等に気を付けながら、一週間で200キロ以上を走りぬく世界一過酷なマラソン大会。レース中は水以外の生活に必要なモノ約10キロを背負って走らなければいけない。参加費50万円。過去に二名がレース中に亡くなっている。

「参加理由」 
去年の夏に友達から聞いてサハラマラソンの存在を知った。聞いた瞬間心がワクワクしてきた。もし完走出来たら彼女が出来ると思った。次の日友達と参加申込みの為東京の事務所に向かっていた。ちなみにマラソンは未経験。

「準備・トレーニング」 
レースまでは8カ月。初めは3キロ走るのすら辛かった。こんなんじゃ砂漠の真ん中で死ぬ…。自分が考えていたよりも壁は高すぎた。それから必死に練習した。距離も少しずつ伸ばしていった。6泊7日の富士山合宿、筑波山での走り込み、プールでの練習、レース後のパーティーの練習。走り込みは最大で重りを背負って60キロ。 
一番辛かったのは冬の寒い日や雨の日でも練習を休めなかった事。また、友達の誘いを断ったり、就職活動を捨てなければならなかった事。

「レース本番」 
スタート後すぐ目の前に山のような砂丘が現れた時は泣きたくなった。それでも自分を信じて延々と走り続けた。オーバーナイトでは90キロを泣きながら走った。周りも皆足を引きずったり、倒れそうになりながら前に進んでいた。 
しかしどんなに辛くなっても他の外国人ランナーと一緒に皆でゴールを目指した。追い越す時は皆親指を立てて追い越していく。ゴールが見えた瞬間は今までに感じた事のない感動が体中を包んだ。しかし、ゴール後にフランスのおばさんスタッフにキスされた時はとても過酷だった。

「得たもの」 
過酷な環境の中、国、性別、文化が違うにも関わらず皆でゴールを目指しそれをやり遂げた感動は大きな自信となった。本気でやれば何でもできる。 
またこんな大会にわざわざ出てくる超人達と国境を越えて仲良くなれた事は大きな財産となった。 
そして何よりもパーティーの練習が役に立って良かった。

「今後の抱負」 
これから続いていく人生の中で過去の自分に負けないようにしたい。サハラで得た経験を社会人になってからも活かしていきたい。そしてまたいつかあの場所へ戻りたい。

大会前のセレモニー会場

容赦なく照りつける太陽

スタートで見守る陽気なラクダ

チェックポイントが見えた瞬間

日が暮れると終わる・・・

もうヤダ・・・

砂丘はエスカレーターを逆走する感じ

ゴール前で死にかけた

砂漠で飲む“世界一美味しいコーラ”