「環境配慮型経営 麗澤コンファレンス」開催報告

企業倫理研究センターにおいて進めているプロジェクト「環境配慮型経営(研究代表者:永井四郎経済学部教授)」の第1回のシンポジウムが9月26日に本学廣池千九郎記念講堂の大会議室において開催されました。 
このプロジェクトは高度成長の時代の終焉、低成長に甘んじなくてはならなくなってきた企業経営、また地球環境の悪化が確実に進行する中、企業の経営課題と環境問題への対応を多様な専門分野の研究者と企業関係者が直接向き合って議論をし、具体的な環境配慮型経営指針を策定することを目的としています。 

第1回目の総合テーマは「環境効率性と経済効率性の両立をめざして」。学内外の研究者12名、企業関係者16名、市民58名が参加しました。 
 梅田徹企業倫理研究センター長からの開会挨拶の後、法政大学堀内行蔵教授から「21世紀のビジョンと企業経営」の題のもと、第Ⅰ基調報告がありました。堀内教授は、ゼロ成長を余儀なくされる現代経済にあって、持続可能な発展のためには「ナチュラル・ステップ4条件」や「節度」が重要となることを強調されました。 
第Ⅱ基調報告は本学永井四郎教授の「持続可能な企業社会と外部性」。永井教授は、愛のエネルギーメカニズムが企業組織内に機能するとき、CSRや企業倫理が内側から形成されることを人的組織効率モデルによって解説されました。 
 二つの基調報告の後のラウンドテーブル・ディスカッションでは、12名のパネリストから、活発な意見や見解が提起されました。 
企業トップのあり方、環境配慮と技術、職場環境問題、愛および節度と競争との調和、環境配慮活動と生活の質的充実をめぐる問題、原子力利用における諸問題、さらには民主党政策論議にまで議論が進展しました。研究者の立場からと実際の企業経営に携わる企業側との第1回目のシンポジウムは充実した内容での締めくくりとなりました。このシンポジウムは年度内に第2回が開催される予定です。

会場の様子1

会場の様子1

会場の様子2

会場の様子2

会場の様子3

会場の様子3