【周年記念行事】「ホームカミングデイ・大同窓会」に1,200名を超す卒業生
2009.10.7

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懐かしの母校へようこそ!

懐かしの母校へようこそ!

麗澤大学開学50周年を記念した「ホームカミングデイ・大同窓会」が10月3日、国内外の企業など様々な分野で活躍している卒業生ら1,200名以上が懐かしい母校に集い、旧交を温め合いました。生涯教育プラザの新しい施設やこれから建設が予定されている新校舎の工事が現実味を帯びてきたキャンパス、また急速に装いを変えている南柏駅前など周辺の環境の変貌ぶりなどに「聞いてはいたが、変わったなア」と嘆息交じりに話す卒業生もいました。
プログラムは俳優田中邦衛氏(15期生)のトークショーを皮切りに、第一体育館での記念パーティ、小劇場での英語と生涯教育プラザホールでのドイツ語による外国語劇公演などもりだくさん。メインのパーティ会場では紙芝居の出版で注目された松井文子さん(59期)の期別インタビュー、「懐かしの恩師」として学生の留学や就職指導で尽くされた谷口 茂先生、学生部長などを務められた丸山康則先生が紹介されました。また課外活動の指導に長年ご尽力いただいたギャビン・バントック先生と堀ノ内勇吉先生(欠席)に感謝状と記念品が贈呈されました。また軽音楽部OBによる「ネクステイジ」の楽しい生演奏。学生たちによる軽音楽部サニーゲイツの演奏、武術太極拳部の演武、ダンス部によるパフォーマンス演技なども披露。さらに2010年、「ゆめ半島千葉国体・千葉大会」が開催されることからマスコットの「チーバ君」も真っ赤なぬいぐるみで登場。愛敬を振りまいて大会をPRしていました。たくさんの賞品が当たる大抽選会も大いに盛り上がりました。第二体育館では「麗澤タイムトンネル」と題した展示コーナーやカレンダー、マフラータオルなどなどの麗澤大学グッズ、麗澤大学出版会刊行の書籍も販売され、参加者たちは思い思いに楽しんでいました。

麗澤グッズ「いかがですか~?」

在学生も参加

「50年に一度」の展示

スタッフTシャツ

マスコット「チーバ君」も参加

廣池幹堂理事長

乾杯!

期別インタビュー・松井文子さん(59期・写真中央)

恩師紹介(谷口 茂 先生)

恩師紹介(丸山康則 先生)

中山学長とバントック先生(写真右)

軽音楽部OB「ネクステイジ」

お待ちかねの大抽選会

麗澤、万歳!



なかでも参加者の胸を打ったのは廣池千九郎記念講堂で開催された俳優田中邦衛氏(15期生)のトークショー『思い出のふり返り』ではなかったかと思います。聞き手はシネマパーソナリティーの荒井幸博氏。「邦衛さ~ん」と会場のみんなで田中さんを呼ぶと「言葉が出ねぇ。久しぶりの学園に熱い思いがこみあげてきたよ」と言いながら、壇上に壮年の青大将が姿を現わしました。

田中邦衛氏(15期)

荒井幸博氏(シネマパーソナリティー)


田中さんのお父さんが学校に頼み込んで入れてもらったという麗澤高校・短期大学時代、俳優を目指して浪人していたときに地元中学校で臨時の教員などをした苦節時代、3回目の挑戦で俳優座養成所に入り、俳優座でデビューして以来華々しい活躍をして今日を迎えるまでの道程を2人の軽妙なトークで伝えてくれました。
「演劇界の東大」といわれたほどの養成所の難関に合格した時は、同期生に山本学さん、露口茂さんらがおり、養成所の50人ぐらいいたタマゴから俳優座に入団する人は年にわずか1人か2人。入団したときは、井川比佐志さんと田中さんの2人だけで「みんなびっくりしていた」そうです。舞台でのデビューは『幽霊はここにいる』(1958年)で、しかもいきなり主役に抜擢されました。「まれにみる貧相な男ということで」と田中さんは笑わせる。世界で注目されていた黒澤明監督の作品にも出演しました。「『悪い奴ほどよく眠る』のワンシーン。セリフが『テメェー、バカヤロー』だけだったが、1回でOK。うれしくて口笛吹いて下宿に帰った」。その時、犯人役で出ていた先輩の西村晃さんは、グタグタになるほど黒澤監督から何度もやり直しをさせられたそうです。そのほか若大将シリーズで共演した加山雄三さんとのエピソード。三船敏郎さんや高倉健さんなどとの共演。最後にテレビで大ヒットした『北の国から』の杉田成道プロデューサーからのアドバイスも紹介されました。「『邦さんはいつも表現しよう表現しようと思いすぎる』と言われ、その言葉がいつも忘れられない」と。そして「きょうは思わない」と自分に強く言い聞かせるように語り、立ち上がって『北の国から』のラストシーン、純、蛍への遺言の台詞を読んで、終わりました。


一瞬シーンと静まる会場。大勢の同窓生に笑いと涙と感動を与えたトークショーは、予定の1時間があっという間でした。実り多かった「ホームカミングデイ・大同窓会」は、実行委員長として約半年間指揮をしてきた佐藤政則副学長の締めの言葉「今日はよかった。大勢の卒業生が一堂に集い、本当にうれしい」に尽きていました。