1月25日 現代韓国研究所 HONG Hyong氏を迎えて研究会を開催【開催報告】

1月25日16:30~約2時間にわたり「朝鮮半島の情勢と東アジアの未来」をテーマに早稲田大学現代韓国研究所客員研究員のHONG Hyung氏を迎えて研究会を開催しました。数年来から、日本は韓国ブームですが、その朝鮮半島の情勢について経済の面から熱く語られました。日本滞在が長く、大変流暢な日本語でお話になり、参加者たちは熱心に耳を傾けました。

主な点は以下のとおり。
○東アジアの冷戦構造は、1945年に出来上がり、65年間持続中である。欧州ではベルリンの壁の崩壊が見られて、冷戦構造が終焉したが、それは、欧州では宗教の自由をめぐって、血を流した長い歴史があったからである。他方、アジアでは自由や民主主義のために血を流した歴史がなかったために、依然として冷戦構造が続いている。
○1945年以降の韓国の経済発展は、奇跡であった。45年には人口の4分の3が字が読めなかった。UNDPのデータによれば、第二次大戦後の経済成長率を国際比較すると、韓国が世界一であった。韓半島の資源は北に偏在するなかで、南は人材を活用して経済発展を遂げた。
○自由民主主義、海洋国家路線を選択したことが成功の秘訣であった。他方、北は最悪のリーダーのもとで、「独裁と神格化」、「軍事力」、「対南革命」に国家予算の3分の2を投入するなど莫大なカネを投入してきた。国家戦略と国民の意志というソフトパワーが決定的に欠如している。こうした国の発展はありえない。
○中国は北の核の管理のための努力を何も行っていない。中国は核拡散防止の役割を果たせない。餓死者が数千万人にも上る状況で、韓国は北の現状打破に出るときが来ている。それに日本が協力する体制こそ必要である。とくに、6者協議の中で、4カ国は核保有国、日本と韓国のみが非核国。この両国が、北の豊富な資源を活用し、発展の向かわせることが必要である。カネはかからない。軍事力に遣うカネに比べれば、小額で実現できる。中国が軍事力を大きくしない今のうちに、はじめるべきである。
○理念と意志を北にも確立する必要がある。

 

成相教授挨拶

成相教授挨拶

HONG Hyong 講師

HONG Hyong 講師

会場の様子

会場の様子