経済学部大塚ゼミ・牧野ゼミによる卒論発表会が開かれる
2010.2.8

大塚ゼミと元牧野ゼミの4年生と3年生による卒論発表会が1 月30日(土)に麗澤大学生涯学習プラザの1階ホールで行われました。発表者は、この日に向けて準備を行ってきた産業情報学科4年生の鄒運祥(しゅううん しょう)君、林飛峰(りんひほう)君、同じく3年生の馮嶷威(ひょうぎい)君の3名で、いずれも中国からの留学生3名です。このうち林君は、昨年急逝され た故牧野晋先生が3年生まで卒論指導をしていたゼミ学生で、今年度、大塚ゼミに移籍して研究を続けていたそうです。3年生は来年の卒論へ向けたプレ発表の 形式で、卒論は2件でしたが、どちらも高い評価を得ていました。

鄒運祥 君

林飛峰 君

ネットワークを使ったスタンプラリーシステムの構築

鄒君の卒論システムはスタンプラリーを、インターネットを利用して行うものでラリーに使う台紙とス タンプのかわりにWebページと写真を使うというものです。通常スタンプが設置される場所で写真を撮影して携帯電話などを使って送信すると台紙に対応する Webページに貼り付けられていくというもので、比較的簡単にスタンプラリーを実施することができるシステムです。発表では実際に参加者が、登録手続きを 行ってネット上に台紙となるスタンプ帳を作成したあと、携帯電話に記録されている写真を投稿してスタンプの代わりになることを確認してもらっていました。 登録や投稿にはQRコードを使うため、面倒な操作が省略できる点も評価されていました。発表後、鄒君はこれを使えば「まちおこし」などで利用できるように なるのではないかと期待を膨らませていました。会場からは、このままでも地域のラーメンラリーなど実施できるのではと高い評価が寄せられました。さらに、 GPS携帯と連携すると可能性がさらに広がるのではないと、今後の可能性についても議論が行われました。

スタンプラリーの実施例(「あなたが美味しいと思うお店に5店舗行ってみようラリー」)

スタンプラリーの実施例(「5つの駅を訪ねてみようラリー」)

会場の様子

赤外線センサーを用いた防犯システム

林君が卒論で取り組んだシステムは、防犯に役立てることを目的としたシステムで、赤外線センサーに よって建物などへの不正な侵入者を検知し、管理者へ電子メールで通知を行うものです。その検知の際に、Webカメラから連続画像を採取して記録を行うとい うものです。最近、Webカメラによる防犯カメラの設置が進んでいるので、それを活用したシステムとして設計されています。発表では後輩が泥棒役となって 実際に会場に侵入し、侵入検知を登録した携帯電話にメールで通知する様子が実演されました。侵入検知の通知が電子メールで送られてきて、携帯電話の着信音 が鳴ると会場には大きな拍手おこりました。このシステムは故牧野先生との相談の中では「お留守番にゃんこ1号」と名付けられていたそうで、完成したシステ ムは「お留守番にゃんこ2号」と呼ばれているそうです。林君は、今後実用化に向けてスケジュール管理できるWeb画面を作り、簡単に運用の設定ができるよ うな仕組みを作るそうです。

秋月電子製の赤外線センサーキットを組み立てています

完成したセンサー部。2千円以下で作成できるそうです

「留守番にゃんこ2号」の組み立ての様子です。作成した基板をアルミケースに収容しています

赤外線センサーが侵入者を検知するとWebカメラを使って連続写真を撮影します。これは泥棒侵入の実演時に記録された画像です

なお、卒論発表会には両研究室のOB/OG、関係者等をはじめとして30名を超える参加者がありました。発表会後にはさらに多くの関係者が集い、「牧野先生を偲ぶ会」が行なわれました。

プレゼンを終えてホッとする発表者の皆さん

参加者の皆さんと記念撮影

プログラムと発表概要(PDF) 
http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/msemi/grad-presen/2010/Prog8PA.pdf


発表資料
http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/msemi/grad-presen/2010/G8No2.pdf

http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/msemi/grad-presen/2010/G8No3.pdf


過去の情報関係卒業論文発表会の記録
http://www.cs.reitaku-u.ac.jp/msemi/grad-presen/