広告文化論 特別講義(5月13日)
2010.5.17

インターネット広告費は05年にラジオの広告費を抜き、06年に雑誌、09年には新聞を抜いて、テレビに次ぐ第2の広告メディアとなっています。テレビ、新聞、雑誌、ラジオといったマスメディアの力が強かった時代は、広告主は広告会社に多額のお金を払って、マスメディアに広告を掲載してもらうという状況が続きましたが、インターネット広告は、広告主自らネット上で広告を発信し、双方向の利点を生かしたオーディエンスからのリアクション(広告効果)を、広告主自らが受信できる時代になりました。
このネット広告のメリットを最大限に活用し、広告費のコストを大幅に削減し、広告効果を最大にした企業の1つが、本田技研工業です。渡辺春樹氏は1996年から、本田技研工業の広報部で企業ホームページを担当し、ウェブマスターとして魅力のあるウェブ広告を発信し、効果をあげてこられました。
渡辺氏は、1977年3月同志社大学大学院心理学博士課程後期を修了され、本田技研工業に入社。33年間のホンダでのキャリアを心理学の専門家としての知識と技術をフルに発揮され、今年3月60才でハッピーリタイアメントを迎えられ、4月からウェブ系のコンサルタント会社の広報宣伝部長に就かれています。
ホンダのホームページの表紙には決して今売らんとしている車の写真など出ていません。昔懐かしい車やバイクのイラストで心を惹きつけます。ホンダは一般の企業が「利益」を優先するのに対し、「夢」を最も大切にし、「未来」を志向し、「研究」や「開発」に力点を置いています。このホンダ哲学がウェブの特性とマッチし、年間5000万人近くが訪れるサイトとなり、マス広告をしなくても売れるというモデルを作りました。渡辺氏の特別講義は10月18日の3限にもあります。是非ご参加を。(大橋教授記)

大橋教授による紹介

大橋教授による紹介

特別講師の渡辺春樹氏

特別講師の渡辺春樹氏

パワーポイントを使用

パワーポイントを使用

熱心に耳を傾ける学生達

熱心に耳を傾ける学生達

興味深いお話でした

興味深いお話でした