広告文化論 特別講義(6月17日)
2010.6.21

広告文化論の特別講義で花王㈱のWeb作成部本間充氏にお越ししただくに当り、テレビ東京系「ルビコンの決断」で放映された「花王の世界的ヒット商品の洗濯用洗剤『アタックNEO』の開発プロセス」のビデオをその前の週に全員で見ました。
花王という日本一のビューティケア、ヘルスケア、ホームケアなどのメーカーで、次ぎ次ぎとヒット商品が生み出されていく仕組み、内部の人達の決死の努力のようすをまざまざと実感することができました。
まず、お客様の生活シーンで、洗剤がどう使われ、どんなところに不便や不満が感じられているかをつかみ、今以上の改善(水と電気の節約、洗濯時間の短縮、汚れ落ち、洗濯機への対応)を求めて、研究所や本社の担当者との連携プレーが鮮やかに描かれていました。
本間氏は理科系出身の方ですが、花王の社員は理系と文系が半々で、いかに理数系的合理性が求められているかがわかります。
花王は、日本のトップクラスの広告主ですが、それでも年々広告宣伝費は減少し、Webでの情報発信が高まっています。現在、テレビ普及率が100%を切り、生活現場では、テレビよりWebやユーチューブで動画をみるなどメディアの選択権は生活者が握っています。花王のWebサイトには毎月150万人のアクセスがあり、どんな情報を求めて検索してくるかに的確に答えるのがWeb作成部の本命です。
最後に本間氏は企業の宣伝部という名称はマーケティング部や広報の中に吸収されていき、広告代理業という業態もなくなっていくのではないかと述べられ、これも生活者がメディアの選択権を主導する時代の変化といえそうです。
(大橋教授 記)

大橋教授による紹介

大橋教授による紹介

特別講師の本間充氏

特別講師の本間充氏

パワーポイントを使用しての講義

パワーポイントを使用しての講義

熱心に耳を傾ける学生達

熱心に耳を傾ける学生達

和やかな雰囲気でした

和やかな雰囲気でした