【開催報告】東京工業大学教授 橋爪 大三郎 氏が講演

麗澤大学比較文明文化研究センターでは、諸文明・諸文化の共生と交流を深めようとすることを目的とし、知的財産の社会貢献活動の一環として、毎年、学内外の講師を招いてのセミナーや研究会を企画・開催しています。
昨年度に引き続き、平成22年度も『文明シリーズ』として企画し、その第4回目が、麗澤大学生涯教育プラザで平成23年1月27日、東京工業大学教授の橋爪大三郎氏を講師に迎え、「宗教社会学から見た文明」をテーマに開催され、約70名の参加者は最後まで熱心に聴講していました。
橋爪氏は、まず初めに、「古代、各地の大河流域に文明が現れ、さまざまな民族の抗争を背景に、世界宗教がうまれた。宗教は、人びとの思考と行動を支配する強力なフォーマットとして作用し、世界に大きく四つの文明圏を成立させている。ユーラシア大陸を西から、キリスト教文明、イスラム文明、インド文明、中国文明、である。」と四大文明についてわかりやすく説明をされ、21世紀は少なくとも上述の四つの文明圏が並立する、多元的な世界であることが明らかになった。日本はこのことを認識する準備がなく、あわてふためいている。いま世界を文明としてみるとは、それを並立するいくつもの文明圏としておさえ、それぞれに固有な人びとの思考や行動の様式をつきとめて、それらの織りなす調和した人類社会がどうすれば可能になるか構想することだ。と語られました。

橋爪氏の有益な話しに、聴講者は非常に充実した時間を過ごすことができました。

次回は、3月10日(木)15時より「東北学から見た文明」をテーマに東北芸術工科大学東北文化研究センター所長の赤坂憲雄氏を講師に迎えて開催いたします。

センター長挨拶

センター長挨拶

橋爪大三郎氏

橋爪大三郎氏

講演する橋爪氏

講演する橋爪氏

会場の様子

会場の様子