2月6日ユーラシアセミナー「ロシアと中国:政治と外交戦略」【開催報告】

2月6日(土)10:00~、本学の校舎1号棟1503教室において公開セミナーを開催しました。総合テーマは「ロシアと中国:政治と外交戦略」。130名ほどの参加者が集まり大盛況となりました。

【講演】
月出 皎司氏(現代ロシア研究家)
「ロシアの政治と外交戦略」
劉 傑氏(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
「中国の政治と外交戦略」
【コメント及びまとめ】
後藤 康浩氏(日本経済新聞社編集局アジア部長)

はじめに「ロシア亡国の権力」の著者でその冷徹なロシア分析で定評のある現代ロシア研究家の月出皎司氏(元日商岩井モスクワ支店長)より、「ロシアの政治と外交戦略」と題して講演をいただきました。月出氏は、プーチンは具体的な理念やビジョンに基づき強力なリーダーシップを発揮しているわけではなくメドベージェフ以下に多くを依存している。ロシア政府の対日認識は領土問題も含めて極めて低く、日本を全く重要視していない。ロシアのこうした現実は日本に伝わっていない。」と指摘されました。
また、劉傑早稲田大学教授は中国の政治外交状況を「新生代農民工・駐京弁・中国不高興」等最近中国で流行るキーワードに託して、建国60周年を過ぎて大きな節目に逢着しているとの認識を示されました。 
両者の講演に対して後藤康浩日本経済新聞アジア部長は「示唆に富む新鮮な分析と情報」と評価し、良好な中露関係が進展する中で、中国の人口構成などに由来する不安定要因の顕在化を見込んで行く必要性を付言されました。
ユーラシアの政治経済問題を幅広く取り上げる本セミナーについて、プロデューサー役の真殿達麗澤大学教授は、講演者には発言のぶれない知る人ぞ知る論客を招くことを宗としている旨強調し、22年度は、中露両国との経済協力上期待されている「日本の環境関連産業」について「本当に国際競争力があるのか?」という観点から議論を深めたいと語りました。

 

真殿達教授からの挨拶

真殿達教授からの挨拶

講演する月出氏

講演する月出氏

劉傑氏

劉傑氏

後藤氏からのコメント

後藤氏からのコメント

パネル討論の様子

パネル討論の様子

会場の様子

会場の様子