翻訳家・通訳 鈴木小百合氏の特別講義を開催
2012.11.15

11月14日(水)、外国語学部英語コミュニケーション専攻では、著名な翻訳家・通訳の鈴木小百合氏をお迎えして「特別講義」を開催しました。

 講義タイトルは「通訳・翻訳の仕事について」。「英語文法論B」と「英語の発想と論理B-b」という2つの授業が合同で開催したものでしたが、授業履修者以外の聴講も許可され、しかもあこがれのハリウッド・スターの通訳も手掛ける鈴木氏が講演してくださるということもあり、会場となった麗澤大学で最も収容人数の多い1503教室は聴講者の熱気であふれていました。

 鈴木氏は8歳から14歳までオーストラリアのシドニーで過ごされ、帰国後、聖心インターナショナルスクールで学ばれました。国際基督教大学(異文化コミュニケーション専攻)卒業後、広告代理店勤務などを経て、フリーの通訳・翻訳者に。演劇の現場での通訳としてスタートを切られ、その後、戯曲翻訳を手がけるようになりました。2007年には、戯曲翻訳の2作品で「第14回湯浅芳子賞」を受賞されています。

 通訳としては映画のプロモーションで来日するハリウッド・スターや監督たちの通訳を担当。さらに東京国際映画祭での通訳を20年間に渡り務めておられ、オープニング・セレモニーや授賞式、舞台挨拶や記者会見などでは、小泉首相、麻生首相、鳩山首相、野田首相、及び各国の映画監督、製作者、俳優の通訳も担当されました。

 本日の講義では、海外スターが来日して行う映画のプロモーション時に欠かせない存在となっている鈴木氏ご本人から通訳・翻訳の現場での体験を中心にお話しいただきました。演劇の制作現場での通訳、戯曲翻訳、俳優来日時の通訳、と鈴木氏が積み上げてきたキャリアについてのお話に、ハリウッド俳優のジョニー・デップ氏、ジャック・ニコルソン氏、アンジェリナ・ジョリー氏などとの思い出話など、興味深い話の数々に聴講する学生たちの目は真剣そのもの。質疑応答の時間には学生から「聞き取れなかった時どう通訳するのか」「通訳になるにはどうしたらよいのか」「英語はどうやって勉強したらよいか」など多くの質問があがり、90分間の講義時間は瞬く間に終了しました。

 特別講義の後は中山理学長と懇談。翻訳家同士、話が尽きない様子でした。