千葉県立市川昴高等学校の職員研修会で岩佐教授が講演
2012.12.10


 平成24年12月7日(金)、岩佐信道教授が千葉県立市川昴高等学校(柴田淳校長)の職員研修会で道徳教育に関する講演を行いました。

 これは、来年度から千葉県の高校において道徳が必修化されることに伴い、どのような授業を展開すればいいのか、という学校現場からの要請に基づき、平成25年に『高校生のための道徳教科書』を出版する道徳科学教育センター主催の出前講演を実施することにしたものです。

 同校では10月23日(火)に「高校における道徳教育の意義」のテーマで第1回目の研修会が行なわれ、井出学長補佐が講演を行いました。第2回目となる今回の研修は「道徳授業への具体的な取り組みについて」をテーマとして開催されました。
岩佐教授は、まず道徳教育で重要なのは、道徳教育に取り組む教師自身の考え方であるとし、教師が道徳観、道徳教育観を深めることの大切さを強調しました。そして、私たちは「道徳」といえば、とかく週に1度の道徳もしくはそれに近い名前のついた時間をどうするか、ということを考えがちであるが、その前に、学校生活における生徒の日々の関心や人間関係に心を配り、その道徳性をどのように育むか、ということを最大の関心事として、教員全員が心を一つにして取り組むことが必要ではないかと問題提起しました。
 そして、道徳教育の内容としてあげられる諸項目の根底を貫くものは「いのちのつながり」であるとし、千葉県教育委員会が作成した小学校、中学校向けの道徳教材ビデオにもふれながら、私たちは、相互依存のネットワーク(支え合いの編み目)の中で生きているという事実を真に深く見つめ、そのような存在にふさわしい人間のモラルを考えることが大切ではないかと訴えかけました。
 研修会には同校の教員約50名が熱心に聴講され、講演終了後には質疑応答も行なわれました。