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教育・研究
2013.03.01

Think and Act ! 自主企画ゼミでミクロネシア研修を実施

 2月3日~18日、国際交流・国際協力専攻の学生を中心とした「Team  SALIX」のメンバー7名がミクロネシア連邦へのスタディツアーを実施しました。
<企画段階でのニュース記事はこちら> 
以下、「Team SALIX」リーダーの国際交流・国策協力専攻3年の根本元気さんからの報告です。

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 国際的な知識や教養を深めたいという強い思いを持ったメンバー7名で、成瀬猛外国語学部教授指導のもと、2012年後期に自主企画ゼミを立ち上げました。自主企画ゼミの目的は、ミクロネシアの環境循環型社会を実際に見て学ぶこと。自分たちで研修ツアーのプランを一から組み立てるとともに、成瀬教授の紹介のもと、ミクロネシア大学やJICA支部などにメールで連絡を取り、訪問のアポイントを取りました。決して楽ではありませんでしたが、自ら取り組むことで多くのモノを得ることができました。

 そして、2月3日~17日までの2週間、ミクロネシア連邦のポンペイ島を訪れました。現地では循環型農業体験、真珠養殖場見学などを初めとする様々な体験を通し、ミクロネシアでどのように環境が守られ、活かされているのかを学びました。衝撃を受けたのは、生ごみをタロイモと混ぜて煮沸し、豚のえさにしてその排泄物を故障農園の肥料に変える技術。その反面、近年ポンペイ島に影を落としているのがごみ問題です。生ゴミは自然に処理できるものの、アメリカから輸入された飲み物などから出るペットボトルの容器などは自然分解がされないことから、美しい環境を壊す要因となっていました。
島中のごみが集まるダンプサイトを見た時には本当に心が痛くなりました。同時にそれらの環境問題に対し活動を行っている青年海外協力隊の隊員の姿はとても印象的でした。
ミクロネシア大学の学生たちと交流を深めることができたのも大きな収穫で、ミクロネシアが抱える環境問題について話し合いながら、解決へ向けてアイデアを得ることが出来ました。次の目標は、その解決策を現地の学生たちと一緒に具体化ことで、引き続き勉強を続けていきたいと思っています。

 新学期に予定されている報告会で一人でも多くの先生方、学生に私たちの体験談をお伝え出来たらと考えています。すでに私たちのようにチームを作り自主学習をしている後輩たちがたくさんいます。そういった学びの輪がどんどん広がっていけばいいと思います。