「企業における国際人養成のあり方~グローバル人材と国際人~」を開催
2013.7.16

 7月12日、外国語学部「国際関係論」(担当:梶田幸雄教授)の授業で、一般財団法人国際貿易投資研究所専務理事の湯沢三郎先生にお越しいただき、特別授業「企業における国際人養成のあり方〜グローバル人材と国際人」を実施しました。

 湯沢先生は、日本貿易振興機構(ジェトロ)に入会された後、サンパウロ所長、ロサンゼルス所長、サンパウロ所長、海外経済協力基金リマ所長などを経て、理事になられたのち退任されました。その後、エルサルバドル共和国特命全権大使、日本貿易振興機構投資特別顧問、エジプト・アラブ共和国通産大臣輸出振興顧問などを歴任なされ、現職に就任なされました。著書・論文も多数ありますが、論文「企業における国際人養成のあり方」では内閣総理大臣賞を受賞しています。また、エルサルバドル共和国第十字銀功章も受賞されています。

 グローバル人材の育成については、日本政府も強く推進している今日的課題です。多くの本学の学生諸君が目指し、学修していることもいかにして真のグローバル人材となり、世界に貢献するかということです。

 湯沢先生は、ジェトロなど関係機関や企業がグローバル人材にどのような要素を求めているか分類し、グローバル人材の要素を(1)課題解決能力と(2)コミュニケーション能力に集約できると分析されています。そして、(1)課題解決能力に関しては、①己への信頼=self-esteem、②コーチングと分かち合い=serving leader、③課題解決が人類に貢献できるという確信を持つことが必要であり、(2)コミュニケーション能力に関しては、①共感能力・行動を高める工夫=empathy、②相手の人生・人格への畏敬と学ぶ姿勢、③相手の人生に自分が「お役に立てる」関心=serve othersが必要であると述べられています。

 学生諸君に「良き企業人は良き社会人である」、「生活者=人間の視点」をもって外国人と接することの重要性を説かれました。さらに湯沢先生ご自身海外に駐在し、多くの外国人と接した豊富なご経験から、どのように課題解決能力を身につけ、語学力を高め、異文化理解をするための努力をなされてきたのかについてお話し下さり、多くの企業の事例についても分かりやすくご紹介下さいました。
 また、授業終了後は、昼食をとりながら、学生諸君の様々な質問に情熱を込めて、適切なアドバイスを下さいました。