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教育・研究
2013.09.03

松戸市立小金中学校にて英語学習支援ボランティア

  英語教員を目指している学生による「学習支援ボランティア」が松戸市立小金中学校で計6日間行われました。
今回のボランティアに参加した学生からのリポートが届きましたので掲載いたします。

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麗澤大学 外国語学部
英語・英米文化専攻3年
名渕 綾

松戸市立小金中学校における学習支援ボランティアが今年も行われました。夏休み期間中、計6日間に渡り実施されました。

今年の学習支援ボランティアでは、麗澤大学外国語学部の英語コミュニケーション専攻、英語・英米文化専攻、国際交流・国際協力専攻の学生及び科目等履修生、計12名が参加しました。教職課程を履修している学生が集まり、望月正道教授の指導の下、昨年の反省を踏まえての打ち合わせや教材分析・教材作成、小金中学校の阿曽祐康校長や英語科の先生方との打ち合わせを重ねました。
今年も英語に苦手意識を持っている中学1~3年生に対し、ワークブックや自主作成教材を用いながら、文法事項を中心とした授業を実施しました。今年の活動の特徴として、中学3年生へ少人数指導を新たに導入しました。

活動終了後、今年の活動について次のような意見を頂きました。
「普段の授業では、細かな部分まで生徒をフォローすることは難しい。今回、中学3年生の授業を少人数指導にして、中学1・2年生の復習から進めたことはとても効果的であった。また、今年は中学1年生が約30人参加したが、1学期の復習を行う機会を設けることができてよかった。英語に対しての苦手意識を少しでもなくすことができたに違いない。今後もこのような学習支援を続けてほしい。」(小金中学校英語科教員)。

「初日は緊張している様子だったが、日を重ねるごとに大きな声で堂々とした態度に変わっていった。今年は生徒のやる気を引き出させる学生が多く好感が持てた。生徒にとって自分の苦手なところに気づく良い機会だった。」(参観の保護者)。

「1・2年生の学習は、ほぼ忘れていたけど今回の補習授業で思い出すことができました。わからないところを、優しくわかりやすく教えてくれたのでとても嬉しかったです。全部参加できなかったのが残念です。」(参加生徒・中3)。

このようなご意見・ご感想をいただき、とても嬉しく思いました。小金中学校の学習支援ボランティアは今年で3年目となり、今まで受け継がれたものを維持しつつ、少人数指導といった新たな試みもありました。当日まで不安が絶えませんでしたが、実際に生徒と向き合い英語を教えた瞬間に、英語を教える大変さや楽しさを実感することができました。同時に、自身の英語力向上といった課題も見出すことができたので、今後も教員を目指して努力を続けながら、来年に向けて準備していきます。