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教育・研究
2013.10.23|最終更新日:2020.07.24|

科学研究費助成事業について学内説明会を開催

 10月10日(木)、独立行政法人日本学術振興会研究助成第一課より吉田正男課長補佐を講師にお招きし、科研費説明会を開催しました。
本学では、科研費への申請を促進するため、毎年説明会を開催していますが、隔年で日本学術振興会から講師を招聘し、近隣の大学にもお声掛けをして開催しています。今回は川村学園女子大学、中央学院大学、聖徳大学からの参加があり、担当者の方も含め、本学の教職員と合わせて31名の参加がありました。

 中山理学長の挨拶の後、吉田氏より「科研費の最近の動向」をテーマに、わが国の科研費制度、また最近の基金、調整金といった制度改革について、詳しく説明をいただきました。中でも、国公私立大学の申請件数の比率(応募件数/教員数)では、国立は109.8%、公立80.4%、私立38.0%と私立大学の申請がかなり低い位置にあるという状況を聞き、本学を含む私立大学は、国公立大学がどのようにして申請件数の向上を図っているのかを探り、今後の申請件数の増加を図っていく必要があるのではないかと思わされる数字でした。
続いて、本学の望月正道教授から、次年度の科研費の申請に向けて、申請書作成のアドバイスをいただきました。長年の経験から、研究内容がよいのが前提であるが、申請書記載方法も重要で、いかに審査委員に好評価を得られる記載ができるか、読み易い記載とは、といった細やかな点のアドバイスを受けることができました。その後、事務局より、科研費の申請、取扱い等についての事務連絡があり、終了となりました。

 次年度科研費の申請は11月となります。公的研究費の適正な管理が求められていますが、この説明会を踏まえ、適正な申請と適正な管理、より高い研究の成果に繋がることが期待されます。