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学生生活
2014.01.31|最終更新日:2020.07.31|

麗澤大学オリジナル キャリアセンターと落語家のコラボ授業を実施

去る1月16日(木)の5限に実施された、全学共通のキャリア教育科目「キャリア形成研究」において、落語家の三遊亭円福氏による特別講義が行われました。

身を乗り出して噺をされる三遊亭円福氏

三遊亭円福氏は麗澤大学のキャリア教育科目の講義で3年前から授業をしてくださっており、学園祭の「麗澤寄席」にもご登場いただいております。また、同氏は福島県会津地方出身の落語家としては史上初めての真打でいらっしゃいます。古典落語はもちろん、自身で作られる新作落語もお得意で、今回授業内でお話いただいたのは麗澤大学の学生のためだけに作ってくださった新作「就活落語」です。

この「就活落語」は就職活動中の学生が陥りやすい、面接時や履歴書記入時の不自然な表現やPRを行わないよう、客観的に笑いを踏まえて説明するために、キャリアセンターとコラボして作っていただいた作品です。

楽しみながらも真剣に噺に聞き入る学生

例えば就職活動において資格のアピールは、その人の学生時代の努力を示すことにはなっても、その有無や数が合否の決めてとなるわけではありません。しかし、学生はその有無と数に拘る傾向があります。それがいかに的外れな行動に繋がるかを、「就活落語」の物語で、笑いを交えて学生諸君に気付きを与えます。

その他にも、形式だけを気にしたPRや、企業の概要ばかりを言いたてる志望動機にならないよう、むしろ学生のありのままの良いところを自然体で示すことの大切さを盛り込んだ作品となりました。
あらすじは、キャリアセンターのスタッフが課長の命令で就職活動の極意を中国の山奥に住む伝説の"就活仙人"から伝授してもらう、奇想天外でありながら親しみやすいお話。"就活仙人"とキャリアセンタースタッフのやり取りを通して、就職活動における行動や取組みの問題点を分かりやすく話します。
聞いている学生たちも普段接することのない落語の話に夢中になり、大いに笑っていました。

この「就活落語」は次年度以降もさらに工夫を重ねて実施していく予定です。
お忙しい中、「就職活動」という未知の分野での新作に果敢に挑戦してくださった三遊亭円福氏には、この場を借りて心より感謝申し上げます。