2013年度 東アジアにおける史跡・文化と観光開発の諸問題について

1960年代の高度経済成長以降、所得の増加により、日本国内では旅行客が大幅に増加していった。また、これに伴う種々の観光開発が日本各地で行われるようになり、それは、日本各地に残る有形・無形の文化に、正負両面から少なからぬ影響を与えてきた。また、その過程でさまざまな歴史的事件や偉人が発掘され、新たに脚光を浴びた。

日本同様に、東アジア各国・地域も高度経済成長を遂げ、既存の社会・文化は大きく変貌を遂げてきている。例えば、近年の中国を見ても、国民所得増加に伴う観光客の急増により、観光開発が急速に進んでいる。

本研究は、観光開発と密接に関係し正負両面から大きな影響を受ける、東アジア各国・地域の有形・無形の文化(史跡、民俗・民族、生活文化等)、および観光スポットで語られる歴史性に着目する。さらに、個々の地域・ケースの検証、およびそれらの比較を通して、東アジアの社会・文化の変貌を巨視的に捉え直そうとするものである。

 

◎松田 徹  外国語学部・教授
  櫻井 良樹 外国語学部・教授
  堤 和彦     外国語学部・准教授
  汪 義翔   外国語学部・非常勤講師
  邱 瑋琪     外国語学部・非常勤講師