2013年度 地方財政の収支・債務構造の研究

地方財政の財務分析を巡っては主としてフローとしての財政収支およびストックとしての債務残高の観点を基本として格付け等の評価が行われてきている。このうち債務については、地方の抱える債務としての広義の地方債、将来債務負担額、積立金などの指標から総債務や純債務の額をとらえることは、団体横断的に差異なく認識が可能と考えられる。一方で収支については、地域特性、団体規模などの要素により収支構造に差異があり、団体横断的、時系列的な分析双方において、団体間の収支構造の特性またその変化に留意すべき点がある。こうした認識に基づき、本研究では地方団体間に存在する差異を主に歳入構造面から捉え考察を試みると同時に、歳入構造の債務リスク評価に与える影響についても検討を行う。

 

◎佐久間 裕秋 経済学部・教授