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教育・研究
2014.03.28|最終更新日:2020.07.24|

2013年度 日本の投資不動産市場の構造分析

日本の投資不動産に焦点を当てて,不動産を金融資産と並ぶ代替資産として見たときのマルチアセット・アロケーションの最適構成法を探ることを目的としている。過年度は,TOPIX,JREIT,不動産投資指数などの資産クラスのそれぞれについて単位根過程としての時系列的特徴を分析した。本年度は,資産クラスの相互の関連性を分析しマルチアセット・アロケーションの最適構成法の検討を進める。次のような個別テーマを計画している。

(1) 資産クラスの収益率の相互の関連性分析(VAR,VECM,多変量GARCH)
(2) 不動産ポートフォリオのパフォーマンスの評価分析と流動性評価
(3) 不動産の非流動性を組み込んだ各資産クラスの期待収益率とリスクの予測モデル
(4) マルチアセット・ポートフォリオにおけるオプティマイザーとしての不動産の評価分析

 

◎高辻秀興 経済学部・教授
  鈴木英晃 経済社会総合研究センター客員研究員,IPD Japan