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教育・研究
2014.03.28|最終更新日:2020.07.24|

2014年度 ビジネス中国語の研究開発

本研究は、現代中国語における白話書面語である論説体に基づくビジネス中国語の読解力養成教育システムの構築を目指している。

 現代中国語の書き言葉は白話運動により口語と合致させたため、異なる文体として扱う意義が消滅し、長らくジャンルとして確立されていなかったが、ほぼ100年が経過する中で、リズムや形式、修辞を貴ぶ要素が深まり、文語の影響も生じ、独立した文体として扱う必要性が高まっている。

本グループは既に本学や中国政府の資金援助を得て、コアとなる3冊のテキストを編纂し、現在、第二段階に入っている。昨年より、各地の高校生に対しパイロット的に無料添削講座を実施、一方、一般企業に対しては一般向けのレッスンを行いながらビジネス中国語の普及に取り組んでおり、この4月から第2段階のテキストとして、東方書店から毎年定期的に初級、上級用テキストを出版していくことになっている。今後、更にコアカリキュラムの確立と教材の充実を推進する。

 

◎三潴 正道 外国語学部・特任教授 
 梶田 幸雄 外国語学部・教授
 金子 伸一 外国語学部・非常勤講師