【開催報告】平成26年度第4回比文研セミナー「文明の未来と日本」開催

11月2日、平成26年度第4回比文研セミナーを、公益財団法人モラロジー研究所と麗澤大学比較文明文化研究センターが共催し、廣池千九郎記念講堂にて開催しました。

今回は起源を統一テーマとした比文研セミナーとは異なる特別講演会を企画し、前文化庁長官・本学比較文明文化研究センター客員教授の近藤誠一先生に、「文明の未来と日本」と題して講演していただきました。

近藤教授の紹介に引き続き、約70分間の講演が行われました。第二次世界大戦後の国際秩序は、恒久平和と繁栄をもたらしたが、世界は多くの問題に直面しているとして、経済、テロと地域紛争、地球温暖化、原爆・原発、新興国の台頭、自然災害等の例を示され、その原因は、「近代」の崩壊、つまり、近代国家と近代の諸制度が機能を果たし得ていないことと、モラルの低下にあると指摘し、モラルと文化を手掛かりに「近代」の文明装置をより上手く使いこなすことが「文明の未来」を切り開く上で重要だと説かれました。そして、「日本」は、まさにその任を担うにふさわしい文化とモラルの伝統を有しているとして、日本が世界に貢献し得る道を示されました。最後に、世界文化遺産に登録された富士山に言及され、講演は非常な盛況のうちに終了しました。

次回第5回比文研セミナーは、来年の1月29日(木)に本研究センター客員教授の所功氏による、「日本(ヤマト)国家の起源」(仮題)を予定しています。