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2015.02.10|最終更新日:2020.07.24|

横浜国立大学-麗澤大学のゼミ交流会を開催

2015年の2月6日(金)に、横浜国立大学藤掛ゼミと麗澤大学成瀬自主企画ゼミの交流会が横浜国立大学で開催されました。

横浜国大の藤掛洋子教授は成瀬教授と同じ青年海外協力隊の経験者で、家政分野で南米パラグアイに行かれたことがあり、その後、学位を取得されて、現在は横浜国立大学の大学院都市イノベーション研究院に所属されて研究活動を続けながら、教育人間科学部で学生指導にあたってみえる新進気鋭の女性社会学者です。

今回の他大学との交流ゼミは1月に行った獨協大学との交流ゼミに続いて行われたものですが、成瀬教授は「他大学との交流ゼミは他流試合のようなものであり、相撲用語でいえば出稽古です。他道場や他部屋に出掛けて行って、より強い相手の胸を借りることで、自分の実力と欠点を知ることが出来る貴重な機会です。」とその意義を語っています。

交流の内容ですが、藤掛ゼミの学生は昨年の夏休みにパラグアイまで遠征しています。日本からヒューストン乗り換えで、パラグアイの首都であるアスンシオンまで36時間掛ったそうです。そして現地滞在期間は約1ヶ月に及んだそうです。当然、それなりに費用も掛ったわけですが、11人もの学生が参加しました。現地では、藤掛先生が代表を務めるNGOのファンドを使っての離村の小学校建設が当初の目的だったそうですが、PCMやKJ法を使って現地の社会状況調査をやっていく中で、小学校の新規建設ニーズが低いことが判明し、目的の変更を余儀なくされたそうです。現在は、現地調査で収集したデータを解析して、次の夏休みに取り組むべき新たな課題を模索しているとのことです。

麗大生はミクロネシアに於けるPBL型体験学習の成果と、今後、実施に移していく環境教育プロジェクトの内容について発表を行いました。獨協大学との交流ゼミに於いても、麗大生の質の高い発表とPBLの内容には獨協大生から驚嘆の声があがったほどでしたが、今回の発表も横浜国大の学生や藤掛先生から「素晴らしい・・」との講評を頂くことが出来ました。

ゼミ発表の後は、横浜国大側で用意して頂いたオードブルとドリンクで懇親会の場になりましたが、獨協大の時と同じように大いに盛り上がりました。柏市からは2時間以上かかる場所故に、帰りの交通機関の時間が心配になるくらい、学生達は打ち解け合って、幾つもの話の輪が出来ていました。

最後の締めでは、この1回だけに終わらせることなく、お互いに今後も交流を続けていくことを確認し合い、お開きとなりました。

帰路、成瀬教授は「麗大生も結構やるでしょ! 学び、実践する面白さを発見した学生達は見る見る変容していきますよ・・」と笑顔で、改札内に消えて行かれました。

横国大交流2横国大交流1