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2015.06.02|最終更新日:2020.07.24|

インターンシップの成果発表を柏商工会議所で実施しました

若さは無限の可能性を秘めている

2014年度に実施された柏商工会議所でのインターンシップ。
柏商工会議所と本学とは包括的連携協定を平成25年に結んでおり、その一環として本学からは学生3名が参加し、商工会議所の社会連携事業の取り組みをプロモーションビデオ(以下、PV)にしPRする業務を担いました。初めてのことばかりで手探りのなか完成したPVを披露するため、5月20日(水)に成果発表会を柏商工会議所にて行いました。

商工会議所からはお忙しい中トップである寺嶋会頭、伏野専務らにご参加いただき、本学からは学生のほか小野副学長をはじめ、本インターンシップ担当の吉田准教授、地域連携センター職員が同行しました。

小野副学長は冒頭の挨拶で商工会議所へ感謝を述べるとともに、「若さは無限の可能性を秘めていますが、それを実現していくのは教育の責任であります。まだまだ未熟な点はあろうかと思いますが、将来の日本を担う若者として、同時に柏市の将来を想う学生として学業を修め社会で成長・活躍するよう、厳しくかつ暖かく見守っていただければ大変有り難く存じます。」と発表を前に緊張する学生の背中をやさしく後押しをしました。

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PVは商工会議所が地域企業を東京大学柏キャンパス一般公開にて紹介する「連携ブース編」と参加企業向けの「東京大学柏キャンパスツアー編」の2本を製作。発表の前に、制作を通じて”街中でより多くの人にPVを見てもらうためにBGMや画面の切り替えを工夫した点や、3人の異なる視点がお互い刺激になった、クライアントの意図を形にする難しさがわかったなど得た知見を紹介しました。

想いが形になった内容に寺嶋会頭からは、「学生が制作したにしては質の高い内容に驚いた。これを機に今後も麗大と連携を図っていきたい」とのお言葉を受け、学生たちの表情からは安堵と誇らしさが感じられました。

 

インターンシップを終えて

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実はこの話には続きがあります。
商工会議所からご紹介いただいた柏・流山市内の広告を手掛けている星広告社と3者の話し合いから、今回制作したPVを柏駅南口と流山おおたかの森駅のデジタルサイネージにて期間限定で上映していただけることになりました。担当者からは「自ら制作したものが人にどのように映るか街中で確認する機会も重要である」ためとのことで、今後が楽しみです。
学生たちからも今回のインターンシップが実りあるものだったとコメントもあり、引き続き大学として地域と共に学生が成長する機会を作っていきたいと思います。

 

 

  [参加学生、教員のコメント]

●僕は主にこのプロジェクトの取りまとめとPVの編集などを中心に行いました。街中にあるサイネージにPVを流すに当たって、表示する文字の色・サイズ、BGM、画面の切り替えの効果など、とても考えさせられました。一度、作成したものをクライアントである商工会議所の方に見てもらい、その後、いただいた意見をPVにフィードバックするなど、社会人として必要なプロセスを学ぶことができたと思います。[外国語学部4年 辻竜彦]

●私は主にPVの全体の絵コンテとナレーションの作成を担当しました。導入部、中盤、終盤で声のトーンを変えたり、PVに文字として表示する内容も変えたりするなど、PVを観る・聴く人の注意を引くような工夫をしました。話す内容と実際出来上がったものを観ると、自分の声が聞こえるので、少し恥ずかしかったりもしましたが、このインターンシップに参加できてとても良かったです。[経済学部4年 新井桃子]

●主に僕が担当したのは、ツアーに参加した方と、主催者である商工会議所の担当者へのヒアリングです。どのような質問をしたら、彼らの想いを引き出せるのかを考えました。実際やってみると、ヒアリングの流れも非常に重要であると思いました。いきなり質問をし始めるのではなく、挨拶や雑談などから入るとその後の質問にも積極的に答えてくれることがわかり、本インターンシップを通して、大変勉強になりました。[経済学部3年 岩橋康太]

●TVCMやYoutubeの動画など、世の中には様々な映像が溢れています。そんな中、今回、学生たちが挑んだのは柏商工会議所が実施している社会連携事業のPV。柏商工会議所のニーズを吸い上げ、それをもとに作成したPVは柏の葉にあるデジタルサイネージ、そして期間限定ではあるが柏駅と流山おおたかの森駅にあるデジタルサイネージにも流れる。こうしたPVの作成過程における社会人とのやりとりは、教室における講義とは異なる緊張感を学生に与え、学生の成長を大きく手助けする活動であったのではないだろうか。[吉田健一郎 経済学部准教授]