卒業生からのメッセージ(麗澤中・高等学校教員 林大輔氏)
2015.10.2

 本学外国語学部英語学科、そして英語劇グループの卒業生で、麗澤中・高等学校の教員として教壇に立っている林大輔先生に、英語劇グループOB会誌『エアリエル』に寄稿していただきました。年2回発行している同誌の前号から、4月に長崎県平戸市長・黒田成彦氏の原稿を転載したのに続いて、林先生の許可を得て、大学ホームページに転載させていただきます。

 

卒業後も続く英語劇

麗澤高校教員 林大輔(英語学科2005年卒)

 

卒業生

英語劇の恩師ギャビン・バントック先生、同級生の石本鮎美氏と

 私は現在、「麗澤」中学高等学校という場所で「英語」という科目を教えているので、麗澤大学英語劇部での経験が生活の中に活きているどころか、生活の基盤がRUEDGで過ごした日々の先に築かれたものだと感じることばかりです。英語劇部と出会わなければ、英語を学ぶことに興味を持つことはなく、それを中高生に教えるという仕事を頂くこともなかったでしょう。英語で伝えることの奥深さや、人と関わることについて教えてくれたのは英語劇部です。

 授業(performance)に向かう前は毎回緊張して職員室(Green Room)で深呼吸と授業案(memo)の確認を行います。授業中に強調したい点は単に声を張るだけでなく、あえてトーンを抑えたり(speech)、集中力の続かない生徒とは出来るだけ多く視点を合わせたり(eye contact)、黒板を指す手はどちらの側が良いか(movement)と工夫します。面談を行う際、対面で座るべきか、隣合わせで座ろうか(blocking)、校外向けのプレゼンで身に着けるべき服の色は何色か(costumes)…教壇はset、教科書はscenario…あらゆるものを英語劇に結びつけて働いています。

 海外出身の教員とのミーティングも頻繁に行われますが「相手の話を理解しようと耳を傾ける」、「自分の意見を誠実な姿勢で伝える」、「わからない点は謙虚な気持ちで質問する」…英語劇部の先生や先輩方が教えて下さったことは今でも大切に心に留めています。言語の壁を言い訳に、曖昧なままやり過ごしたり、自分が本当に伝えたいことが言えなくて諦めたり、劇メン時代に見せつけられた駄目な自分こそが今でも私を戒めてくれます。そして真剣に同僚と関わろう、その手段として英語ももっと上手になろうと思うことばかりです。

 最近特に嬉しいことは、英語劇で頂いた御縁がきっかけとなり、様々な新しいことに挑戦出来るということです。田中俊弘先生が中心となり活動なさっているホスピタリTeeプロジェクトに私の生徒が参加させて頂きました。英語を使って外国人観光客の御案内をするというボランティア活動を通して感じた英語で伝えることの喜びや難しさが、生徒の更なる学習への原動力になっています。また英語劇を使った総合的学習を企画したいという声が職員会議で挙がった時には「やっとこの時が来た」と心の中で大喜びしました。

 私自身が英語劇部で体験した英語で活動する喜び、そこに拓かれる可能性や夢を若い世代に伝えることが私の目標です…と立派なことを書きましたが、教員としては駆け出しのfreshmanです。いつか自分の生徒だけでなく、職場全体を見守っている、英語劇で言うとseniorのような頼りがいのある教員になりたいと思っています。

 

長崎県平戸市長・黒田成彦氏のメッセージはこちら:http://www.reitaku-u.ac.jp/2015/04/25/47740