【開催報告】山下ゼミ企画 第2回「ヒューマンライブラリー」を開催
2015.12.1

ヒューマン④

平成27年11月29日(日)、山下ゼミの主催で、第2回「ヒューマンライブラリー」(生きている図書館)のイベントを開催しました。ヒューマンライブラリーとは、2000年にデンマークで発祥した、多種多様な語り手からお話を聞き、対話から異文化を学ぶイベントです。人が「本」(語り手)となり、さまざまな人生体験を語ります。読者(聴き手)は本(語り手)から30分間、1対1(1対5まで可)で話を聴き、自分自身についても考えされる体験型イベントです。ゼミ生は「司書」として、本役となる方々を探し、イベントの準備・実施まで全てを行いました。

今回も魅力的な生きている本の方にご参加いただきました。 

  1. シェークスピアの専門家・実業家。『できるリーダーはなぜ「リア王」にはまるのか』の作者。
  2. 困難を乗り越え夢を実現した、全盲の高校教師。
  3. 韓国での兵役経験者。 
  4. アメリカでのデート文化(男女の知り合い方)について語ってくれる、アメリカ人留学生。
  5. イスラム教の文化習慣について語ってくれる、マレーシア人留学生。
  6. 日本での異文化体験について語ってくれる、台湾人留学生。
  7. 出産直後、全身リュウマチで3ヶ月間寝たきりの生活を経験後、人生が大転換したママ。
  8. 体は男性でも心は女性。日舞・華道師範としても活躍する、和風居酒屋経営者。    

1番目、2番目の方は麗澤大学の卒業生、3番目の方は麗澤大学の職員の方、4,5,6番目の方は麗澤大学留学生、そして、7,8番目の方々は、大学近隣在住者・在勤者の方々です。

ヒューマン②

参加者数は少数ではありましたが、近隣、大学関係者、ゼミ生のご家族、本学の学生からの参加がありました。ヒューマンライブラリーの目的としての、語る側(本役)も聴く側(読者役)も人生や自らの価値観を振り返り、お互いに励まされ、癒されるセラピー効果が見られました。「読者」からは「海外の人と話せてよかった。国際文化の違いは全部が全部違うわけではなく、共感できる部分も多いということを知ることができた」、「本役の方々の話はとても興味深かった」、「皆さんすごい人生を歩まれていて、時に勇気を時に元気をもらうことができた。笑いがある軽い本の方もいらっしゃって、バランスもよかったと思います。」といった意見をいただきました。「本」になっていただいた留学生は「とても良い経験になった」、「楽しかった」、他には「普段お話しする機会が持てないような方々からお話を聴けてすごく有意義な時間となりました」、「自分のことを振り返ることができてよかった。障碍者に対する理解がもっと広がるとよいと思いました」振り返られました。

ヒューマン③

何よりも嬉しかったのが、素晴らしい麗澤大学OBの方々のご協力と、以前はキャンパスですれ違っても顔を合わせることがなかった留学生とゼミ生が、今回のイベントを通して仲良くなれたことでした。留学生も本役として、「30分間日本語で読者と対話するのは非常に勇気がいることだった」とコメントされていましたが、読者とのリラックスした対話の中で、笑いあり、驚きありの楽しい時間となりました。イベント終了後も本役の方とゼミ生たちの会話は続き、一緒に記念写真撮影をする光景もありました。

ヒューマン⑤

第一回目と比べ、司書(学生)チームの団結力、一人一人の積極性も増し、ゼミ生一人ひとりが本の方々との交流をより楽しむことができました。また、来年度ゼミ生となる2年生が数名参加してくれて、その中の一人は自分自身が本として参加したいと意欲を見せてくれました。今回は、留学生3名の活躍と麗澤大学OB、職員の方々のご参加、そして第一回に引き続き参加して下さった地域からの参加者の方々のおかげで、その方々とのより強い繋がりと充足感をゼミ生たちと共に味わうことができ、心温まる会となりました。(経済学部・准教授 山下 美樹)