2016年度 ビジネス中国語の研究開発

 現代中国語における商用文書、法律文並びにインターネットも含めた書き言葉は、現代口語文とこの100年で次第に乖離し、独自の文体を構成し、独特の文法も存在する。
本グループはとれまで三潴研究員を中心にこの面での研究を進め、日中両国に於いても先駆的な成果を挙げてきた。これまで既に本学からの出版助成を数度にわたり承け、中国の上海財経大学に併設されている国務院直属の商務漢語基地と提携し、本分野の核ともなるべき研究成果を実用書の形を借りて4冊ほど出版して来た。昨年度からは、これらの成果を踏まえ、この分野の教育システムの開発普及という第2段階に突入し、既に日本国内で助成金無しに学習書の毎年刊行も始めている。しかし、日本国内の高校、大学、企業などのニーズをうまく受け止めるには、制度設計も踏まえ、更なる研究開発が必要であり、先行している中国本士からのニーズに応えるためのカリキュラム開発も必要になってきた。そこで、28年度はこの点に重点を置いて研究を進める。具体的には、これまで貯えた数万本のセンテンスのデータベースを整理し、29年度に日中両国学習者に同時に対応できるツールの開発を行い、これをベースに、様々なニーズに対応する教材の開発を図る。


◎陳 玉雄   経済学部・准教授
 三潴 正道  外国語学部・客員教授
 梶田 幸雄  外国語学部・教授
 齋藤 貴志  外国語学部・准教授
 温 琳    外国語学部・准教授
 金子 伸一  外国語学部・非常勤講師