2016年度 1940年代~1950年代における道経一体論の再構築とその可能性 -『報徳経済学研究』と『経済道徳研究所年報』に依拠して-

 日本の近代化のなかで育まれた道徳経済一体思想(以下、道経一体論と略す)は、第二次大戦後にどのように受け継がれていったのだろうか。こうした課題を攻究する一環として本プロジェクトでは、明治の道経一体論を代表する報徳思想と渋沢栄一・経済道徳合一説が、戦時期から戦後復興期において直面した理論的課題を取り上げる。

具体的には、 1944年に刊行された『報徳経済学研究』と 1950年代なかばに渋沢青淵記念財団竜門社から発行された『経済道徳研究所年報』を対象に、そこに収録された論考を素材として、時代状況に対応しつつ道経一体論を再構築する取組みを検討する。これにより、戦時期と戦後復興期における道経一体論の異同を探り、さらにはそれらの可能性と歴史的な限界を考察したい。

 

◎佐藤 政則 経済学部・教授
 堀内 一史 経済学部・教授
 櫻井 良樹 外国語学部・教授
 大野 正英 経済学部・准教授
 陳 玉雄  経済学部・准教授
 宮下 和大 外国語学部・助教
 江島 顕一 経済学部・助教
 冬月 律  公益財団法人モラロジー研究所社会科学研究室研究員
 金 聖哲  公益財団法人モラロジー研究所廣池千九郎研究室客員研究員

[協]田中 敬幸 高崎商科大学商学部講師
[協]藤井 大拙 公益財団法人モラロジー研究所出版部長
[協]藤野 真也 麗澤大学経済学部 非常勤講師
[協]大塚 祐一 麗澤大学大学院経済研究科博士課程