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教育・研究
2016.07.28|最終更新日:2020.07.31|

外国語学部の学生がポスター発表に挑戦!

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 7月27日(水)は、2016年度第1学期の通常授業の最終日でした。この日、国際交流上級演習A(担当教員:内尾)では、授業最終回にポスター発表会が実施されました。

 外国語学部国際交流・国際協力専攻の3年生が中心のこの科目では、人間の安全保障(human security)をキーワードに、現代の国際社会のあり方について議論を深めてきました。その学期末のグループ課題は、最も関心の高い世界の問題とその解決方法について調べる、というものです。そして、約30名の履修者からなるクラスに、8つのグループがつくられました。

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 今回、学生たちにとって、初めて試みとなったのは、その内容を、A0サイズ(横841×縦1189mm)の大きなポスターにまとめたことです。テーマ選びや文献調査はもちろんですが、デザインやレイアウトまで、全て学生たちがコンピュータを使って自力で完成させました。

 最終回当日、初めて印刷された現物をみた学生たちは、その出来栄えに、思わず驚きの声を上げていました。さらに、8枚のポスターが教室の壁面に等間隔に並ぶと、そこは本格的なポスターの展示会場へと様変わりしました。

 学生たちは、授業時間を通じて、自グループの発表と、他グループの見学を行いました。ポスター発表が、パワーポイントのプレゼンテーションと異なる点は、話す人と聴く人の物理的な距離です。この日も、同じ目線に立った両者が、教室の各所で、活発な質疑応答を続けていました。しかも、それは単なる互いの成果報告だけに終わりませんでした。

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 学生たちには予め、他の7グループに対して、「論理展開」や「オリジナリティ」、「視覚効果」などの項目からなるルーブリック評価表が配布されていました。ひとりひとりが審査員となることで、自ずと各ポスターに向ける視線も真剣なものとなります。記入済みの評価表は、各ポスターの横に貼られたA4サイズの封筒に入れられていきました。

 授業の最後には、1人1票でベストポスターも選出されました。最多得票(8票)で優勝したのは、『フェアトレード:コーヒーから見る闇の世界』です。また、同率2位(7票)は、『震災からみるジェンダーの差:揺れは平等にきても、結果は平等ではない』と『技術革新と人間の安全保障』でした。

 ちなみに、片付けのときには、皆、自分たちのポスターの前で忘れずに記念撮影もしていました。こうして、大学生活の思い出はつくられていくのですね。

 今回、学生が作成したポスターの一部は、オープンキャンパスの国際交流・国際協力専攻ブースでもご覧いただけます。