カナダ大使館書記官ケール・ハズバンド氏による特別講義を実施(12月8日)
2016.12.12

外国語学部・田中俊弘教授の授業「コモンウェルス諸国の社会B(カナダ研究)」で、東京のカナダ大使館からケール・ハズバンド書記官をお招きして、12月8日(木)の午前に、"Canada: A Country of Cultural Diversity"と題した特別講義を実施しました。

クリス・マクベイ教授、町惠理子教授、アンドリュー・マクノートン准教授、ブライアン・ハーツハイム助教、花田太平助教がそれぞれ担当している英語コミュニケーション専攻Discussion on Culture and Societyの学生たちも参加し、さらに一般参加者も含めて、約200名の聴衆に、主に英語で講義を行っていただきました。ハズバンド氏は、時に日本語での冗談も交えつつ、学生の理解度を確かめながら、大変わかりやすく興味深い講義をしてくださいました。

カナダのイメージや基本情報の説明に始まり、本題部分では、この国が多様性や多文化主義を重んじており、移民受け入れに対しても非常にポジティブである実態が、世論調査データなどをふんだんに用いて紹介されました。それを学生たちは真剣な表情で聞きいっていました。また、カナダの食べ物や風景の写真には、教室に感嘆の声があがりました。

2015年10月に誕生したジャスティン・トルドー政権は、ジェンダー・バランスにこだわり、男女15名ずつ同数の閣僚を指名したことは知られていますが、エスニック・マイノリティや障がい者も数多く閣僚入りした点が特徴的です。エスニック・マイノリティ閣僚の何名かは、自身が移民一世です。また、総督はカナダの元首であるエリザベス2世の代理の役職ですが、前総督と前々総督も、それぞれが中国とハイチからの移民でした。これらに象徴されるように、カナダは移民に大きな活躍の場を与えている国です。ヨーロッパなど、世界各国で多文化主義はもはや限界だという主張をしばしば目にする中、多くの国民が移民や多様性社会を当然視するカナダの事例は、我々にとってもおおいに参考になりそうです。

ハズバンド氏の特別講義は、昨年に続き2度目です。氏は、残念ながら来年には東京勤務から異動になるようですが、今後も学生に、この種の機会を提供し続けていければと考えています。

 

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ケール・ハズバンド氏

田中 俊弘教授

田中 俊弘教授

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