ケヴィン・ドーク教授の客員教授就任記念講演会が開催される
2017.7.10

 6月22日(木)、ケヴィン・ドーク教授の客員教授就任記念講演会が開催された。
 ジョージタウン大学のドーク教授は、昨年、本学の道徳科学教育センターの客員教授に就任している。
 ドーク教授の専門は、日本の近代思想史で、日本における近代ナショナリズムの形成やカトリック受容などの研究で知られる。
 外国人による優れた日本研究に与えられる、公益財団法人国家基本問題研究所の「日本研究賞」の記念すべき第1回受賞者でもある。
 昨年は、『日本人が気付かない世界一素晴らしい国・日本』(ワック)という一般書を刊行し、話題を呼んだ。
 ドーク教授の近年の研究テーマは法と道徳であり、とくに自然法の再評価が中心となっている。本学の道徳科学教育センターが進める道徳の教育・研究にとっても示唆に富むテーマと言える。
 The U.S.-Japan Relationship and Global Ethics と題した今回の記念講演で、ドーク教授は、グローバル社会に生じている対立や分裂、争いを克服し、全体に調和をもたらすには、普遍的な倫理の確立が必要であり、その基盤となりうるのが自然法であると論じた。そして、日米は結束して、この課題に挑戦すべきだと訴えた。

今回の講演は、古森義久特別教授が担当する「国際情勢論」の特別授業として行われ、ドーク教授と古森教授のトークや、学生との質疑応答も活発に行われた。
 また、総合雑誌『正論』(産経新聞社)と『WILL』(ワック株式会社)の編集者が聴講に来られ、花を添えて下さった。
 来年度からは、ドーク教授による集中講義が検討されている。
 ドーク教授との対話を通じて混迷を極める現代文明の今後を展望していきたい。

                    道徳科学教育センター・川久保剛

古森義久特別教授

ケヴィン・ドーク客員教授

ドーク教授へ質問する受講生