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教育・研究
2018.04.23|最終更新日:2020.07.24|

ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学で「日本語教師研修」開催

 2018年3月20日~22日、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学(人文大学)にて麗澤大学と人文大学共催の「日本語教師研修」が開催されました。ベトナムは日本語学習者が増加している国ですが、特にホーチミン市およびその周辺の日本語教育の質の向上に貢献するため、2015年度から毎年行われているもので、今回が3回目の開催となります。

 今回は、家田章子准教授、小浦方理恵講師を担当者として派遣し、「適切な運用を目指した文法授業を考える~初中級レベルの文法項目を使って~」というテーマで研修が行われました。研修に参加したのは、大学、日本語学校、企業等で日本語教育に携わる現役日本語教師33名で、異なる教育現場での取り組みについて情報交換することで、新たな気づきを得られるものとなりました。

 研修では、普段の各自の授業を振り返り、どのようにすればより良い授業が作れるかを一緒に考えていきました。最終日のグループワークでは、学習者が適切な日本語を運用できることを意識した授業になるよう、教案を作成しました。各グループの発表では、研修の内容を取り入れた様々な工夫が紹介され、お互いに多くのことを学ぶことができました。

 3日間のセミナーすべてを修了した受講者27名には両大学学長のサインが入った修了書が授与されました。去年に引き続き参加している受講生も多く、このような研修をぜひ続けてほしいという声が多く聞かれました。受講生の皆さんが、研修で得たものをそれぞれの教育現場で広く共有してくださることが期待されます。