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ニュースリリース
2018.05.01|最終更新日:2020.07.30|

自分にしかできない「価値」を見出すワークショップ ~先輩学生が後輩に伝えるために授業として展開する~

 本学の学生である櫻井翔太さん(3年生)が、1年生を対象に「サービス・ラーニング演習」という授業内でワークショップを行います。櫻井さんがこのワークショップを授業内で行うことになったのは、トビタテ!留学JAPAN※への参加や、ご自身がこれまでの人生の中で、良いも悪いも様々な経験を通し、学んだことで、「誰もが既にいくつも熱中できるものをもっており、 それに気がついていないだけだ」ということに気がついたそうです。この経験を少しでも身近な友人や後輩に伝えたいと思い、個々に活動をしているうちに、気がつくと昔の櫻井さんのように「やりたいことがまだ見つけきれない」「自分の進路に迷っている」と友人から20件以上の相談を受けるように。相談を受けた友人がその後「やりたいこと」を見つけキラキラしていくのを見て、もっとたくさんの人に自分の思いを伝えたい、 そしてそれは早ければ早いほうがいいと感じ、「サービス・ラーニング演習」の担当教員である冬月先生に相談し、実現したワークショップです。 このワークショップは2人1組で行い、 個々に「わくわく」することを探し、その「わくわく」を掛け合わせ「自分にしかできない新しい価値を見出す」ことを目標にしています。 このワークショップは全2回に渡り開催され、4月27日に第1回目を行なっており、今回が2回目となります。
 この授業を受け持つ冬月先生は「この授業は学生によるボランティア活動等を積極的に奨励し、 学習効果を高めることを目的としています。 本授業の強みは、 何よりも"教員と学生が共に作り、 共に学ぶ授業"であり、 教員と学生の境界線をなくした環境でのグループ演習を通して、 学生一人一人が持っている能力を最大限に生かせることを目指しています。 櫻井さんを中心に議論を重ね実現した今回のワークショップは、 本授業の特色を維持しながら、 更なる発展にも寄与できると確信しています」と述べています。
 麗澤大学では「学生が受身で学ぶ」だけでなく「力を発揮できる場所」も積極的に提供し、 より学生同士、 教員と学生が互いに成長できる場でありたいと考えております。 ※トビタテ!留学JAPANについて( https://www.tobitate.mext.go.jp/about/index.html )

<概要> ◆日 時:平成30年5月11日(金)10:40~12:10
     ◆場 所:麗澤大学校舎あすなろ5階2504教室( http://www.reitaku-u.ac.jp/about/access.html
     ◆対 象:麗澤大学に所属する1年生 ◆科目名:「サービス・ラーニング演習」 ◆担当教員:冬月 律

櫻井 翔太(さくらい しょうた)さんについて


 外国語学部外国語学科国際交流・国際協力専攻3年生。 2016年9月から1年間休学し、 トビタテ!留学JAPANに参加して、 フィリピンとインドネシアへ留学。 現地では「防災×ディザスターツーリズム」をテーマに研究を進めた。 帰国後、 "HANDs!プロジェクト"※2に参加するなど積極的に活動を続けた。 現在も学内プログラムである「ミクロネシア環境教育活動」自主企画ゼミナール※1や、 各種外部団体に多数所属している。 目標は「防災ソーシャルビジネスを成功させること」。 ※1学びたいテーマと指導を受ける教員を学生自ら選び、 オリジナルの授業をつくることができる麗澤大学独自のプログラム。 ※2国際交流基金アジアセンターが主催する人材育成プロジェクト( http://handsproject.asia/

冬月 律(ふゆつき りつ)先生 について

 國學院大學大学院文学研究科博士過程後期単位取得満期退学。 平成21年より國學院大學研究開発推進機構のPD 研究員、 公益財団法人モラロジー研究所研究センターの研究員を経て現在は同センターの主任研究員及び麗澤大学非常勤講師。 國學院大學研究開発推進機構共同研究員、 麗澤大学比較文明文化研究センター客員研究員、 麗澤大学道徳科学教育センター員、 中日文化研究所所員も務める。 専門は宗教社会学、 現代神道、 地域研究。 研究テーマは過疎地域における暮らしと宗教の変容、 近現代における皇室の福祉事業など。 主な著書(共著)として、 櫻井義秀・川又俊則編『人口減少社会と寺院』法蔵館(2016)などがある。