大場 裕之
大場 裕之 (OBA, Hiroyuki)
職名
教授
研究科
経済研究科
学部
国際学部
学科
グローバルビジネス学科
専門分野

・共創空間開発学
・職務意識研究(意欲的労働力)
・応用経済学
・自動車産業論
・産業発展論
・インド経済論
・人間開発論
・イノベーション論
・日本的経営論

研究テーマ

・共創空間開発研究
・経営移転と意欲的労働力の形成
・産業発展と技術吸収力
・日本的経営に関する意識調査・研究
・グローバリゼーションと地域研究
・ライフスタイル研究
・アジアにおけるモータリーゼーション研究

学歴

・Jawaharlal Nehru国立大学院大学博士課程社会科学部経済研究科 修了
・Jawaharlal Nehru国立大学院大学修士課程社会科学部経済研究科 修了
・早稲田大学社会科学部社会科学科 卒業

取得学位

・経済学博士Ph.D.in Economics(開発経済学)(Jawaharlal Nehru 国立大学院大学)
・経済学修士(経済学)(Jawaharlal Nehru 国立大学院大学)
・社会科学士(社会科学)(早稲田大学)

主要経歴

・麗澤大学大学院経済研究科 教授
・麗澤大学経済学部 教授
・麗澤大学国際経済学部 助教授
・英国暁星国際大学 助教授
・株式会社現代文化研究所海外調査室 主任研究員
・株式会社現代文化研究所開発調査室 研究員
・一橋大学経済研究所 特別研究員

著書

・共創空間開発学のすすめー知のイノベーションの新技法 共著 麗澤大学出版会(2015.3)
・“Management Transfer and Job-Consciousness in Indo-Japanese Joint Ventures:Has’Japanese-Style Management’ Been Successfully Accepted in India?”Hitotsubashi Journal of Economics,Vol.47,No.1,Jun.2006.
・“Industrial Development & Technology Absorption in the Indian Steel Industry:Study of TISCO with Reference to Yawata-A Steel Plant of Nippon Steel Corporation in Japan,”Allied Publishers Pvt. Limited,New Delhi,India,pp.1-117,Oct.2005.

学術論文

・共創的意思決定モデルの応用と理論的意義:なぜ共創的に決断することが大切なのか
RIPESS Working Paper No.90 共著 麗澤大学経済社会総合研究センター(2019.03)
・自己中心的経済人が陥る意思決定の罠からの脱却「共創的意思決定」のすすめ
RIPESS Working Paper No.88 共著 麗澤大学経済社会総合研究センター(2018.03)
・グローバル社会の中での自分らしさと男女協働「共創空間」で気づく個性の本質 RIPESS(Reitaku Institute of Political Economics and Social Studies)』Working Paper No.77 共著 麗澤大学経済社会総合研究センター(2017.03)
・「共創空間」で地球を旅しようーライフスタイルの再発見 RIPESS Working Paper No.56 共著 麗澤大学経済社会総合研究センター(2013.03)
・“共創空間”を開発することの学問的意義:「共創空間開発学」の構築を目指して RIPESS(Reitaku Institute of Political Economics and Social Studies)』Working Paper No.68 共著 麗澤大学経済社会総合研究センター(2015.3)
・異文化社会への経営移転は可能かーマエカワ・メキシコ工場での調査を中心にー アジア経済 共著 アジア経済研究所IDE-JETRO(2017.12)
・「日系企業のインド進出と職務意識の変化—いわゆる「日本的経営」はインドで受容されつつあるか?—」『経済研究』第53巻第2号 共著(2002.04)

その他

・日本の対メキシコFDI工場における職務意識調査、2005・2011
(SSJDA:清川雪彦・大場裕之) 共著 東京大学社会科学研究所 データアーカイブ研究センターんたー (2020.03)
・『南アジアを知る事典』(新訂増補版) 共著 平凡社 (2002.03)

先生をもっと知りたい

教員プロフィール

目下、経営・インド・ライフスタイル研究と同時に「共創空間」という新たなる専門分野の開拓にチャレンジしています。山形県出身で、早稲田大学を卒業してから、インドで大学院時代を送りました。帰国後、トヨタ自動車のシンクタンク(現代文化研究所)に研究員として就職。その後、教育者として、イギリスにある大学で教鞭をとり、1993年から今日に至るまで麗澤大学で教育と研究に専念しております。また、海外の技術者・経営者の育成や日本人向けの海外インターンシップ事業などを行なっている公的な人材育成機関(経済産業省支援)であるHIDA(ハイダ)において、講師として、また経営面からも参画しています。

教職員への一問一答

休日の過ごし方や趣味を教えてください。
休日はあってないようなものです。子供たちが小さいときは、よく家族で出かけていましたが、今は、クラシック音楽を聴いたり、自然に親しんだり、妻とコンサートに行ったり、聖書関係の書物を読むなどの時間にあてています。
1週間の休みと100万円が自由に使えたら、どこで、何をしますか?
私の授業(インド経済論など)の中でも学生に似たような問いを質問しています。しかし、いざ自分に問われると、なかなか答えるのが難しいですね(笑)。貯金とか自分の趣味のためよりも、人々にとって何か希望をもたらすことに、この一週間という時間とお金を使いたいですね。例えば、今与えられている仕事である「共創空間」という空間に入ると希望を掴むヒントが得られるので、多くの方に知っていただきたいと思います。そのため、この空間を紹介するための映画などの製作に費やしてみたいです。
過去の1日で、「もう1度やり直せる日」があるとしたら、それはいつで、どうしたいですか?
やり直したい日がいつかと問われると、いろいろと浮かびます。後悔することがまことに多い。しかし、やり直したいとは思いません。なぜなら、後悔するようなことも、実は意味があることだからです。後悔するようなことを通じて、イヤな自分と向き合い、それが罪(自分勝手な自分)であるということを知り、悔い改めることによって、そのような自分から解放されるチャンスが与えられていると考えているためです。
大学4年間で「学生に訪れてほしい場所」はどこですか?その理由も教えて下さい。
自分と向き合えるような非日常的な場所であれば、どこでもよいと思います。ですから、そのような場所は日本にもありますが、やはり、海外ですね。人生を左右するほどの体験をする可能性があります。インターネット時代だからこそ、ネットではなく、自分の目で見て、感じることはとても大切です。自分の想定外の驚きと感動が人生観を変えるきっかけとなる可能性があります。私の場合、インド留学でしたが、日本ではありえないような想定外の現実と向き合い、自分と向き合い、人生を考える時を持てました。
世界各地を旅した方々の実際の経験を素材として、そこから自由や豊かさ、生きる意味などを共に考えた本、『「共創空間」で地球を旅しよう:ライフスタイルの再発見』(麗澤大学経済社会総合研究センター、2013年)を是非、ご参考にしてください。そこでは、沖縄・宮古島、韓国、アメリカ、パナマ、イタリア、ケニヤ、カンボジア、キューバ、アフガニスタン、インド、そして日本でのサプライズがあなたを待っています。
大学4年間で「学生に読んでほしい本」は何ですか?その理由も教えて下さい。
たくさんありますが、そのなかでもっともお勧めしたいのは、聖書です。聖書は、科学の本でもなければ、宗教の本でもない、生きる上で最も大切な真理が書かれた本です。私たちとは一体誰であり、どこから来て、どこへ行くのか、という問いに対して答えてくれる唯一の本です。なぜなら、聖書は人間の手で書かれ印刷されましたが、天地万物を創造された神のことばが書かれてあるからです。宇宙物理学者やDNA研究者の中でもこの真実を認めつつあります。以前、私のゼミ学生がおびただしい本と書類でカオス化した研究室(笑)を訪ねた時のことです。その時、その学生は山のように乱雑に積んである本を見ながら「無人島に一冊の本を持って行けるとしたら、どの本を選びますか」という質問をしました。皆さん、その答えはもうおわかりですね。そう、聖書です。聖書の中でも、新改訳聖書がお勧めです。
もう2冊。以前ゼミ生たちと一緒に取り組んだ本、『学問力のすすめ:“活きた”学問を楽しむために』(麗澤大学出版会、2007年)、そして様々な分野の専門家や一般市民の方々と共に創った本、『共創空間開発学のすすめ:知のイノベーションの新技法』(麗澤大学出版会、2015年)を是非、お読みください。