ロストック大学 [ドイツ]

Universität Rostock

29-30_01

 

大学案内

主な対象学部

外国語学部

所在地

Universitätsplatz 1, D-18051 Rostock, Germany
ロストック大学ホームページ

沿革

1419 年に創立されたロストック大学は、バルト海沿岸のハンザ都市ロストックにあるドイツで最も古い大学の一つ。大学本館の正面に刻まれた「多角的教育-普遍の真理」(DOCTRINA MULTIPLEX VERITAS UNA)という理念のもとに、「伝統と革新」(TRADITIO et INNOVATIO)という指導方針に基づく教育が行われている。北ドイツの森とバルト海という、自然に囲まれた美しい都市は学習と研究に理想的な環境。

特色

大学言語センターで演習科目(ドイツ語)を週12 時間(6コマに相当)、基礎科目(言語、文学、社会・文化)の3コマと英語2コマを履修し、その他に独文科(Germanistik)の授業も履修できる。本学留学生のみが受講するクラスはなく、すべて各国の留学生やドイツ人学生とともに学ぶことができる。また、希望者は学期末に語学能力試験が受けられる。

宿泊

ロストック大学の学生寮(個室)は市の中心と周辺に散在しており、それぞれ特色があるが、教室に徒歩で通える寮を選べる。

生活

街の中心にある大学本館と、それに続く複合棟の他に、多くの大学の建物が市中に散在し、学生は路面電車を使用して各棟に移動する。学生食堂の他に、大学の近くにバルト海産の魚が食べられるレストランが多く、食生活は日本人に理想的な環境。その他、生活に必要な物は近くですべて揃う。学生課や国際交流課にあたる部局で授業と生活面ともに充実した指導が受けられるが、麗澤大学の学生を専門に担当する係員はドイツ人なので、単独で留学する場合と同じ状況で生活することになる。しかし、ハンザ都市の伝統がある上に、外国交流の歴史が長いこの観光都市には、外国人留学生も違和感を覚えない雰囲気があり、同地の独日協会との交流も盛ん。

条件

2 年次第1 学期終了時までにドイツ語基礎演習Ⅲを修了し、「独検3 級」、「OSD 初級」または「Start Deutsch1(80 点以上)」のいずれかに合格し、ZDに合格する語学力が必要。単独留学と変わらない環境で勉強することになるので、留学決定についてドイツ語・ドイツ文学専攻で指導する場合がある。

留学時期

2 年次第2 学期から1 年間。(定員3 名)

留学体験談

ドイツにいた1年間で

外国語学部ドイツ語学科 2008年留学 永堀佑樹

1 年の留学を終えて、最初に出てくる感情は、ドイツが大好きになったということです。それは、そこに住む人々、町、生活習慣に対する感情です。留学中には、ドイツという国だけでなく、他国の文化にも触れることができ、さらに、ヨーロッパ各地や欧米など世界各地からやって来た人たちと知り合うことができ、彼らとその文化を好きになりました。
1ヶ月間、ザールブリュッケンでの語学研修に参加し、さらに約10ヶ月の間、ロストック大学の語学センターで学ぶうちに、本当に様々なことを教えて頂きました。海外に出た経験のなかった私にとって、出発前と現在のドイツのイメージは全く違ったものになりました。違うというより、最初はうまくイメージができなかったのです。そんな自分がまずザールブリュッケンでの研修を終え、ロストックで学ぶことができたのは、コミュニケーションの取り方、生活習慣などですが、そのうちの一番大きな収穫は積極性を身に着けたことだと思います。言語がまだうまく話せないというコンプレックスを忘れ、会話を楽しむことができる彼らの心情、生活態度は私自身に強い衝撃を与え、そのため、私も絶対そうなりたいと語学研修を受ける間に思うようになりました。
冬セメスターでのクラスには日本人の知り合いがほとんどいなかったので、その環境が自分の語学の成長を大きく助けることになったと今は感じています。もし他の日本人がいれば恥ずかしがっていたかもしれない所でも、授業では他の学生に交じって、積極的に質問したり自分の意見を発言したりと、とても自由な気持ちでできたからです。その町では私はもしかしたらドイツ人よりも、むしろ他の国から来た人とより多く関わってきたかもしれません。ヨーロッパ各地から、また、南アメリカ、アジアからも様々な人が集まっていたのですが、そこは、同じドイツ語を学ぶものとしての共通の環境でもあり、そのため、異なる文化、習慣を超えて交流をすることができたのです。それは、たがいに知識を高めあうことになりました。
一番運が良かったと思うことは、ロストックには、日本語を勉強する、日本好きな人達が数人いたことです。もし彼らがいなければ、普段ドイツ人と遊ぶ機会が極端に減り、そうなると、学校で話す先生のドイツ語か、外国人留学生が話す外国人特有のアクセントが混じったドイツ語を主に聞くことになり、他のドイツ人学生が話す言葉に全く触れることができず、ドイツ人学生が話すようにドイツ語を話すのがより難しくなってしまうことが多いと聞きました。しかし、私はそのドイツ人の友達から多くのことを学ぶ機会に恵まれ、さらに、日本についても教えられたと思っています。彼らには、今、本当に感謝しています。
この1年間でのもっとも大きな活動は、二つのインターンシップです。12月にドイツの小学校で研修を行ったときは本当に毎日が勉強でした。彼らは何に対しても好奇心旺盛で、日本についてのことをいつもたくさん質問しましたし、面白いであろう話もたくさんしてくれました。しかし、特に最初の頃は、子供たちの話すスピードが速いため、理解することが難しかったので、悔しい日々が続きました。子供たちと共に過ごした1ヶ月は本当に素晴らしく、先生方の話もとても参考になりました。
2 回目のインターンシップは最後の1ヶ月間、ミュンヘンの翻訳会社でマーケティング部のお手伝いをさせて頂きました。 驚いたことは、時間に関する感覚の違い、言葉に対するこだわりです。まず時間の観念がドイツ人の場合は、物凄く割り切っていて、本当に定められた労働時間以上はあまり働きません。その分、家族や自分の時間を大切にしています。次は敬語に関するこだわりです。私は初日から皆にはドイツ語での敬語で話しかけたところ、「敬語じゃなくていいよ」と言われ、部長など地位の高い人たちに対してですら、普通に喋らせてもらいました。ここは日本とは完全に違う部分であり、ドイツの良いところであると思いました。
最後に伝えたいことは、ロストックで出会った人々のうち、だれか一人でも欠けていれば、今の自分はないということです。そう言い切れるくらい友達と楽しく、そして、深く付き合ってくることができたと思います。本当にここでは書ききれないくらい、色々なことを経験し、そして学んできました。絶対にもう一度行きたい、ドイツ語をマスターしたい、と思わせてくれたドイツに本当に感謝しています。