1. ホーム>
  2. 未分類>
  3. リーダーセミナーで「指導者とはどうあるべきか」を学ぶ

2008/03/03

リーダーセミナーで「指導者とはどうあるべきか」を学ぶ

リーダーを育てる麗澤の教育プログラム

麗澤大学の人格教育は、学期中の教室の中だけでなく、授業がない期間でも教職員が一致協力して行うところにその特徴がある。その一つであるリーダーセミ ナーが、去る2月12日(火)~14日(木)の2泊3日の日程で、岐阜県瑞浪市の廣池学園瑞浪分園において開催された。参加者は総勢90名(学生80名、 教職員10名)であった。

リーダーセミナーとは、その名の示すとおり、学生リーダーの養成を目的とした研修であるが、これまでの経緯 を簡単にご紹介しておきたい。麗澤大学は、昭和10年(1935年)の創立以来、「知徳一体の教育」を建学の理念に掲げ、この理念に基づく学生の人格陶冶 を目標とし、この目標を達成するための中核的なシステムとして「全寮制」を採用してきた。本学の全寮制は学生自治が基本であり、全学年混合で構成される部 屋のリーダーを最上級生が務める仕組みを構築した。すなわち、学生は全員が寮生活のリーダーである「部屋長」を経験して卒業することになっており、下級生 の世話を通してリーダー自身の人間的な成長を促進するわけである。

その後、昭和61年度から通学制を導入することで「全寮制」ではな くなったものの、その後も教育寮の意義を重視する本学は希望制の学生寮を存続させ、寮長を対象としたリーダー育成プログラムを実施してきた。しかし、大学 生活を送るにあたり、様々な悩みを抱えているのは寮長だけではない。その悩みの中で大きなウエートを占めるのは人間関係に関する問題で、特に人間関係が密 接な寮と部活動・同好会活動では、他者との関係において悩みをかかえる学生が多く、時として自らそれらに対処することを求められるリーダー役の学生は、孤 独感や不安感にさいなまれる傾向が強い。そこで、本学ではそのようなリーダーたちがかかえる悩みや問題意識を共有し、解決するために寮長セミナーとリー ダーセミナーを実施してきた。今年のリーダーセミナーは両者を統合した大規模なもので、学生寮の寮長、学友会、委員会、部活動、同好会等といった課外活動 のリーダーが全員参加した新しいセミナーの試みとなった。

最終日には、「リーダーへの期待」という演題で学長講話も用意されていた。 講話の主な骨子だけを列挙すると、①「周囲のサポートがあってこそリーダー」(『葉隠』に見る立身出世の極意)②「苦しみや悩みがあってこそリーダー」 (明治の大実業家、松永安左エ門のリーダーとして完成するための条件)③「フィロソフィーと真心を持ってこそリーダー」(李登輝氏の挙げた「指導者の条 件」)④「すべての行動の基本に相手を愛する心があってこそリーダー」(『廣池千九郎日記』に見る、他人の不行き届きに対する創立者廣池千九郎の対処法) で、それに学長自らの体験談を交えてリーダーの心構えについて話をした。

学生たちはリーダーセミナーに参加することにより、自分 が抱えていた悩みは自分だけが持つものではないことを自覚する中で、その悩みを徐々に払拭していく。そして、様々な問題を語りあい、他者との協調の道を模 索することを通して、自己の人間的成長が諸問題を解決する上でいかに重要かを実感するのである。

学生たちへ「リーダーへの期待」とエールを贈る

学生たちへ「リーダーへの期待」とエールを贈る

学長が寮長へ「任命書」を授与

学長が寮長へ「任命書」を授与

各グループに分かれて

各グループに分かれて

グループごとに発表の場が用意されている

グループごとに発表の場が用意されている